【魔改造】Google Home Miniに3.5mmオーディオジャックを追加する技
スマートスピーカー(AIスピーカー)はその名前の通り、スピーカーなのでその音質・音量などは重要だ。
AmazonもGoogleも数種類のスマートスピーカーを展開している。エントリーモデルからハイエンドモデルまで、できることは違わないし、処理速度が違うといったこともない。違うのは、本質的にはスピーカー性能の差であって、これが結果的に本体価格や筐体サイズの違いとなって表れてくるのだ。Echo DotよりもEcho 2ndの方が音がいいし、Google Home MiniよりもGoogle Homeの方が音がいいということは、音楽再生すれば誰でも違いがわかるレベルだ。
また既に自宅にオーディオシステムを持っている場合、そこに接続できるかも重要な要素だ。また車載する際にも外部出力端子があれば使いやすい。その点、Amazon Echo Dot、Echo 2nd、Echo Plus、Echo Spotには3.5mmオーディオジャックが装着されており、外部のオーディオから簡単に音をだすことができる。一方、Google Home、Google Home Miniにはオーディオジャックが装着されていない。ここに不満がある人はいるはずだ。
前振りが長くなってしまったが、Google Home Miniに3.5mmオーディオジャックを追加する改造方法を解説する動画が公開されたので紹介したい。
改造方法
この改造動画を公開したのはSnekTek。
そこにあるオレンジの蓋パーツをとるために湯煎して温める。
蓋をはずすとネジが露出するのではずすと筐体からスピーカーユニットが取り外せる。
筐体にジャックの受け口のための穴をドリルであける。
穴を開けた筐体の底部。
スピーカー部分の配線からオーディオ出力のための配線を確保する。
ジャックの受け口を接着剤で固定させる。
元の状態に戻すと完成。
手持ちのオーディオに接続すればより高音質・大音量で使えるようになる。
改造にはそれなりの手間や工具も必要で、気軽にできるレベルのものではない。もし真似をするにしても自己リスクで。
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中橋 義博1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。