エクスウェア株式会社は話題のスマートスピーカー「Google Home」をAIチャットボットと連携し、さまざまな質問に回答する企業向けソリューションを発表した。AIチャットボットには、同社が開発し、かねてよりサービス提供を行ってきた、Pepperなどでも導入実績のある「TalkQA」と連携する。
Google Homeなどのスマートスピーカーは、音声のみをインタフェースとした情報ツールとして、急激に家庭への導入が進んでいるが、それを業務用として利用していく意向だ。
同社は「Google Homeと人工知能(AI)を連携することで、音声による様々な企業内業務の問題解決と効率化が可能となり、今までにない、ビジネスでの活用が実現できる」と述べている。販売開始は2018年1月11日の予定。
AIチャットボット「TalkQA」とは
「TalkQA」は、IBM Watsonを活用し、様々な問い合わせに対する回答や、コールセンター業務などにおいて適切な回答の支援などを行うことができるAIチャットボットだ。スマートデバイス、Pepperなどの会話ロボット、ビジネスチャットLINE WORKSとの連携も実現している。
なお、pepperを連携した「TalkQA for Pepper」は、2017年11月22日開催の「Pepper App Challenge 2017 Autumn」にて「ビジネスイノベーション賞」と「ヤナセ賞」のW受賞となった。
■ TalkQA製品動画
https://www.talkqa.com
Google Homeとの連携による活用シーン
例えば、店舗、展示会、ショールームなど不特定多数の顧客が訪れる場所では、音声による商品の説明や、施設の案内として利用することができ、顧客はGoogle Homeと会話をするように質問をするだけで、様々な情報を得ることが可能となる。また、視覚障害を持つお客様へのサービスの向上へもつながる。
また、TalkQAは様々なデバイスを組み合わせた効率化が可能であると同時に、IoT機器との連携機能を備えているため、音声による様々な機器の制御を行うことができ、企業内の音声による自動化のインタフェースとしての活用も期待できる。
エクスウェア株式会社