デバイス組込向けの「Google Assistant SDK」がアップデートで機能追加

2017年12月20日、Google開発者ブログにて、「Google Assistant SDK」のアップデートが報告された。Google Assistant SDKはマイクやスピーカーを備えたデバイスにGoogle Assistantを搭載するための開発キット。今回のアップデートでいくつかの新機能が導入されたので簡単に紹介したい。




Google Assistant SDK


Additional languages and locales

グローバルにユーザーをサポートすることが重要ということで、今回日本語含む複数言語が追加された。結果現在対応している言語は、英語(オーストラリア、カナダ、イギリス、米国)、フランス語(カナダ、フランス)、ドイツ語、および日本語となった。


Customizable device settings

デバイス名、デバイスの位置情報、言語などのデバイス設定がカスタマイズ可能になった。例えば、デバイス位置情報が設定できることで、最寄りのコーヒーショップについてより具体的な回答ができるようになる。


Text-based queries and responses

クエリとレスポンスが音声データではなく、テキストベースでも入出力可能となった。他サービスの音声入力、音声出力を利用したいという開発者のニーズに答えた機能だ。


Device Actions

Device Actions機能を使うことで、デバイス自体がサポートしている機能を指定することができる。これにより、仮にGoogle Homeにない機能も音声で制御できるようになる。


Device management

デバイス管理のための新しいAPIも公開された。このAPIを使うことで複数デバイスの管理が容易になる。


Google Assistant SDK関連動画

以下Google Assistant SDKの紹介動画、デモ動画。



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ABOUT THE AUTHOR / 

中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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