まるで海外ドラマ!固定翼ドローンが広大な農地を空撮、スマート農業デバイスと連携でAIが解析、ソフトバンクとオプティム

ソフトバンク株式会社と株式会社オプティムは、北海道帯広市の火ノ川農場および帯広市清川エリアで、ドローンをはじめとするスマート農業ソリューションを活用した実証実験を2017年12月から共同で開始した。実験は来年3月まで。

オプティムは、地方自治体・教育機関と共にIoT・AIを活用した最新のIT農業に取り組み、経済効果を予測して、その予測を最大限発揮するための新型ドローン・ロボットを開発している。

なお、同実験は、革新的なソリューションや技術を持つ企業とソフトバンクのリソースを組み合わせて、新たなビジネスの創出を目指す取り組みとしてソフトバンクが2016年8月から開始した「第2回 SoftBank Innovation Program(ソフトバンクイノベーションプログラム)」にて選考の「ドローン×AI×農業」をテーマにした案件となっている。

SoftBank Innovation Program 公式サイト
https://www.softbank.jp/biz/innovation/




実証実験内容

両社は今回開始した実証実験で、北海道帯広市内で大規模に栽培されている秋まき小麦について、帯広市清川エリア(約580ha)では固定翼ドローン「OPTiM Hawk」を活用した広範囲な空撮による地域全体の生育分析を実施。

また、火ノ川農場では、圃場(ほじょう)情報管理サービス「Agri Field Manager」を利用し、センサーから取得される外気温や湿度、照度、土壌温度や土壌水分、EC値(電気伝導率)、ドローンから取得される圃場の状態、農作業記録サービス「Agri Assistant」を用いて農業従事者が記録した情報などを取りまとめ、統合された作物の生育管理に取り組み、その商用化を検討する。

「Agri Field Manager」での生育管理イメージ

【ソフトバンクとオプティム、各協力企業・団体の役割】
• ソフトバンク:ネットワーク、IoTプラットフォームの提供
• オプティム:「OPTiMスマート農業ソリューション」の提供
• 火ノ川農場:実証実験場所の提供とアドバイス
• 清川地区麦生産組合:実証実験場所の提供と取り組み支援
• 帯広市川西農業協同組合:取り組み支援
• 株式会社十勝毎日新聞社:取り組み支援
• 帯広市農政部農政課:実証実験のオブザーバー

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ロボスタ編集部

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