FacebookのAIパーソナルアシスタントサービス「M」サービス終了へ

2018年1月9日、THE VERGEによればFacebookの仮想アシスタント「M」が1月19日をもってサービス提供を終了するという。



そもそもFacebookの「M」とは、Facebookのメッセンジャーの中にいるパーソナルアシスタントで、ユーザーの代わりに情報を見つけてくれたり、買い物したり、打ち合わせの予約をしたりといったタスクをこなすもの。このアシスタントは人工知能システムとして自動的に動くだけではなく、実際の「人間」も関与するシステムだった。これはFacebookと契約している業者・スタッフがトレーニングと監視を行うというもので、他社にはない大きな特徴になっていた。2015年に発表されてから、現在に至るまでベータ版として一部のユーザーに提供されてきた。





今回のサービス提供終了について、Facebookの広報担当者は「このプロジェクトを立ち上げたことで、人々がアシスタントに望むことを学びました。これらの有用な洞察を今後のFacebookの他のAIプロジェクトに活用していきます。」とコメントしている。


僕はこう思った:

Apple、Amazon、Google、Microsoftに対抗できると期待されていたサービスだけに驚きです。


関連記事(スマートスピーカー / AIスピーカー関連)
ロボスタ / 音声アシスタント特集


ABOUT THE AUTHOR / 

中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

PR

連載・コラム