ディープラーニングを中心とする技術において、日本の産業競争力の向上を目指す「日本ディープラーニング協会」(英称:Japan Deep Learning Association)は、第1回目の資格試験となる2017年度ジェネラリスト検定(G検定)「JDLA Deep Learning for GENERAL 2017」を昨年12月16日(土)に実施した。
受験者数1,448名のうち、合格者は823名。受験者数に対する合格者の輩出率は56.8%となった。なお、次回のG検定は2018年6月の実施を予定している。
2017年度 G検定「JDLA Deep Learning for GENERAL 2017」
G試験はディープラーニングに関する知識を有し、事業活用する人材(ジェネラリスト)の育成を目的としたもので、知識問題のみの試験となっている。
今回の試験の受験申込者数は計1,500名。年齢層は10代から70代、そのうち30代と40代が最も多く、全体の62%を占めた。
また、業種はIT・SE・開発・運用系が最も多く、全体の57%。その他、化学・素材・バイオ系からクリエイティブ系、企画・マーケティング系まで、幅広い業種の人がG検定合格を目指していることがわかった。
概要 | ディープラーニングを事業に活かすための知識を有しているかを検定する |
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受験資格 | 制限なし |
試験概要 | 120分、知識問題(多肢選択式)、オンライン実施(自宅受験) |
出題問題 | シラバスより出題(推薦図書あり) |
受験料 | 一般:12,960円(税込) 学生:5,400円(税込)※初回限定 |
初回試験 | 12月16日(土)13時~15時(実施済) |
試験サイト | JDLA資格試験専用Webサイト |
JDLAの資格試験について
JDLAでは、ディープラーニングに関する知識を有し、「事業活用する人材(ジェネラリスト)」と、「ディープラーニングを実装する人材(エンジニア)」の育成を目指している。
各々に必要な知識やスキルセットを定義し、資格試験を行うとともに、協会が認定した事業者がトレーニングを提供。各々年二回実施予定。日進月歩する技術であることから、検定・資格実施年毎に実施年号が付与される。
ジェネラリスト(G検定)
「ディープラーニングの基礎知識を有し、適切な活用方針を決定して事業応用する能力を持つ人材」と定義し、2020年までに10万人規模で輩出することを目指し、知識面から育成を支援する活動に取り組んでいる。
エンジニア(E検定)
「ディープラーニングの理論を理解し、適切な手法を選択して実装する能力を持つ人材」と定義し、2020年までに約3万人の輩出を目指す。
日本ディープラーニング協会