てとてとて合同会社、Google Homeをプッシュ通知可能にするキット「GHKit」発表
2018年1月11日、てとてとて合同会社がGoogle Home用の周辺機器「GHKit」を発表した。
「GHKit」は、Google Homeをプッシュ通知可能にするキット。Google Homeはユーザーが「OK, Google」などウェイクワードを呼びかけなければ反応することはないのが通常だが、このキットを使うことでユーザーが話しかけなくてもGoogle Homeから情報提供をしてくれるようになる。
仕組みは、myThingsやIFTTTと連携させることで、外部からのイベント「〇〇したとき」に設定した「メッセージ」をGoogle Homeにプッシュ通知として発話させることができるというもの。
これにより以下のような使い方が想定できるという。
Gmail受信時やTwitterが投稿された時、メールの件名やツイートされた内容をGoogle Homeが喋ります。
天気・防災・位置情報:
雨が降りそうな時や警報発令時、さらには家族がもうすぐ帰ってくる時、Google Homeがお知らせします。
時報・リマインダー:
毎日指定した同じ時間や、カレンダーに登録した予定の開始前に、時報やリマインダーを鳴らします。
タップでメッセージ:
myThingsのスマホアプリのボタン機能で、タップ一発で定型メッセージをGoogle Homeに送れます。
Mesh・IoTデバイス:
SonyのMeshタグや、様々なIoTデバイスを使えばもっと便利に、もっと楽しく使えます。
アイデア次第:
myThingsとIFTTTのトリガーイベントを全て利用することができます。
GHKitの価格は、SDカードのみ最小構成10,000円(税抜き)、Raspberry PI+SDカードセットの標準構成18,000円(税抜き)となっている。なお現在Androidスマホのみの対応で、iPhone非対応(現在開発中)なので注意が必要だ。
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中橋 義博1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。