サービス分野におけるAIやロボットの導入が日進月歩で進む中、婚活事業を複合的に展開している株式会社IBJは、婚活サービスへのAI導入を目指して、東京大学とマッチングアルゴリズム開発を進めている。
IBJは、婚活サイト・パーティー、合コン、結婚相談所を展開している。今回、新たに国内でロボット×AIアプリ開発や導入の実績をもつ株式会社ヘッドウォータースと共同して、婚活サービスにAIを導入することを発表した。
ヘッドウォータースのロボットとAI機能を繋ぐ技術「マルチAIプラットフォーム」を採用。利用者に対して早期に実用的なサービスが提供できると判断し、同技術への出資も行ったことを発表した。
具体的なAIの導入方法
人と同じように身振り手振りを使ってコミュニケーションを行う、小型のデスクトップ型ロボット「sota(ソータ)」を導入する。
sotaは月間50,000人が利用する同社が運営する婚活パーティーサービス「PARTY☆PARTY」のアプリと連動し、一部の婚活ラウンジで婚活パーティーの受付・案内・パーティー説明といった、ルーティーン業務を担っていく予定だ。
単純に効率化目的だけではなく、待ち時間中の会話やパーティーの賑やかしなど、sotaの愛らしいフォルムで利用者の緊張を和らげ、自然な笑顔を引き出すことも目的のひとつ、という。
婚活サービスへの導入イメージ
・顔認証による受付~お席へご案内
・パーティーの流れを説明
・席替えのご案内
・待ち時間中のお客様との会話
・複数人パーティーでの賑やかし
AIを使用した将来的な婚活サービスの展望
婚活パーティーへの導入を先駆けに、将来的にはIBJが運営する結婚相談所「IBJメンバーズ」にて、お見合いの立ち合いや契約説明など、AIが幅広い業務を担って行く予定だ。
また、同社はsotaやその他AIにルーティーン業務を任せることで、人にしかできない顧客ケアに一層注力し、今まで以上に満足のいく出逢いを提供できると述べている。