株式会社ロッテは、もっとバレンタインデーを楽しんでもらいたいという目的から、「ガーナチョコレート」のWEBサイトにAIチャットボットを導入した。一般のユーザーからの問合わせにAIがテキストや画像で回答する。
バレンタインデーのお菓子づくりで悩んでいる女の子を応援するために、「手軽にかわいい手づくりを応援!」をテーマとし、同WEBサイトにて、チャットボットのキャラクターである「みるくちゃん」が女の子の相談に乗り、レシピの提案を通じてバレンタインを応援するという取り組みを行う。導入期間は1月23日~3月中旬頃を予定。
開発はソフトバンク株式会社と、IT技術のアウトソーシングサービスを行う日本サード・パーティ株式会社が協力した。
ユーザーが、「おすすめレシピは?」「短時間で作ることができるお菓子は?」「好きな人に何を作ったらいい?」などの質問を入力すると、みるくちゃんが、ページ内から最適なレシピのリンクを提示、紹介する。
従来のレシピ検索では、検索キーワードを正確に入力する必要があったが、検索エンジンにAIを導入することで、話し言葉による質問の内容を解釈できるようになり、ユーザーが簡単にレシピを見つけたり、お菓子づくりの基本的な疑問を解決したりすることが可能。
また、ユーザーからの実際のお問い合わせ内容を学習していくことで、みるくちゃんの回答精度を高めていくことができる。
同社は、ソフトバンクおよび日本サード・パーティのAI導入実績およびノウハウを生かし、顧客満足度の向上を実現すると述べている。
チャットボット導入の背景
同社が独自にアンケート調査を行ったところ、多くの女の子たちはバレンタインデーにお菓子を手づくりすることを楽しみにしていると同時に、レシピ選びやどうやったら失敗しないで上手に作れるかを悩んでいるとの結果がでた。
バレンタインの時期になるとガーナのWEBサイト検索数が増え、1日のPV数だけ見ても、同時期の前後で比較すると10倍近い数となる中、みるくちゃんが、ガーナのWEBページにおいて、どんなお菓子を作ったらいいか相談に乗ったり、お菓子づくりの基本的なQ&Aなどを提示する。
https://www.lotte.co.jp/products/brand/ghana/