ソフトバンクロボティクスは、一般向けPepper用の新しいロボアプリとして「Pepper View」の配信を1月22日(月)より開始したことを発表した。
「Pepper View」はPepperを遠隔操作できるアプリで、スマートフォン等を使って自宅のPepperにいつでもどこでも乗り移れる、Pepperで室内を自由に動き、話し、大切なものを見守ることができる、ことが特徴だ。
Pepperを遠隔操作できるのは、Pepperと連携したiPhone、またはiPad。Pepperを前後左右に移動させることができるだけでなく、スマートフォン等で入力した文字をPepperにしゃべらせることもできる。
Pepper Viewの使いかた。Pepperが見ている景色を遠隔のスマートフォン等で見て、スキナに場所に移動することができる(左下)。スマートフォン等でメッセージを入力するとPepperに発話させることができる。
自宅にいるお年寄りや子供、ペットの見守りや、遠隔地からPepperを通した会話にも活用を見込む。
Pepper Viewの想定する活用シーン お年寄りや子供の見守り。ペットの状況確認等
Pepper View 実は昨年冬に参考展示
この「Pepper View」、昨年2月に開催された「Pepper World 2017」で参考展示されていた。
スタッフがスマートフォンを操作し、会場を動き周り、話しかけてくるPepperを見た人もいるはずだ。
このシステムが約1年かかってリリースされた格好だ。
「Pepper World 2017」の会場で公開された「Pepper View」(参考展示)
スマートフォンの画面でPepperを移動させたい場所をタップ
そばまで行くと人が気づいてくれた
Pepperに喋らせたいセリフを画面から入力 (画面は展示会のもので製品版とは異なります)
Pepperが移動できるのは大きな進化だ。遠隔操作が可能になることで、可能性が大きく拡がったと言えるだろう。