FXのトレーディング技術は人工知能(AI)が伝授してくれる?
マネックス証券株式会社は、同社が有する金融に特化したビックデータとディープラーニング等の機械学習に代表されるAI技術を掛け合わせることで、ユーザーのFXのトレーディング技術の向上を支援するAI「トレードカルテFX」(特許出願済み)を開発したことを発表した。同サービスは2018年1月29日より開始した。
開発にはAIを活用したインターネットサービスを展開するHEROZ株式会社が協力している。
同サービスは、同社の約200万にのぼる過去のFXのトレーディング実績を基に、HEROZの「HEROZ Kishin」の技術を用いて、100以上の指標を解析し、目標とするトレーディングスタイル5つに分類。顧客の取引の傾向や取引スタイルを捉え、人工的に様々な取引傾向を備えたトレーディングAIを作成し、ロードマップで表示する。また、トレードを分析するのみならず、利用者個々のトレードに合うと思われるアドバイスも全自動でAIが行う。
なお、同社FXサービス「FX PLUS」口座を開設済みの場合は無料で使用できる。
「トレカル」とは
顧客の取引傾向を示す「診断書」と、彼らが目標とするトレーディングスタイルと現在の取引傾向との差を示す「処方箋」により構成され、トレーディング技術の向上を支援する斬新な機能を備えたもので、主に、FXトレーディングを頻繁に行うユーザーをサポートすることを目的としている。
このサポートシステムにより、利用者は、視覚的に自身の取引スタイルを理解することができ、「日々の取引の予習・復習をきっちりこなしたい」「取引リズムや取引スタイルを固めたい」「他通貨での取引適正や相場適正を確認したい」「相場傾向に依らない客観的評価が欲しい」等の課題を解決することが可能だ。
同社では、利用者が自身の取引スタイルを分析することで、現在の取引傾向を知ってもらうと共に、目標とするトレーディングスタイルへの成長を地図の様に表現して導いていきたいとしており、今後も利用者にとって、より良い投資環境構築の一助となるべく、さらにサービス改善に努めていくと述べている。
https://info.monex.co.jp/fx/fx-plus/trade-karte.html