SonyがAlexaスキル「Jeopardy」内への広告を打診、Amazonは拒絶
2018年1月29日、The Informationが、ソニーは自社のAlexaスキルに広告を入れることをAmazonから拒絶されたと報じた。
報道によれば、ソニーは人気ゲームスキル「Jeopardy」にゲームスキル中に広告を掲載することをAmazonに数回アプローチしたが、ユーザーが離れてしまう可能性があるとして拒絶されてしまったという。
ソニーは、作成したAlexaスキルから収入を得ることができず不満に感じていると報じられている。
僕はこう思った:
現在、Alexaスキルが収益を生むことができるのは、いくつかの方法に限られています。主流なのは、スキルを通じて商品を購入できるタイプ、例えばピザを注文すれば売上があがるといったもの。次いで、ごく一部に限られますが、サブスクリプションモデルによる収益です。あとは関連事業として、Alexaスキルの受託開発によるマネタイズが考えられます。
より高度なスキルを盛り上げていくためにはデベロッパーのマネタイズ手法の多様化が求められます。有料スキルの販売や、無料スキル上での広告の受け入れが可能なプラットフォームになって欲しいところです。
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中橋 義博1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。