「IBM Watson」と連携した自然対話ができる小型のAIロボット「ZUKKU」(ズック)を使ったマーケティング支援サービスを発表

ロボットの企画・開発・販売を手掛けるハタプロ・ロボティクス株式会社と、デバイス活用およびAI/IoT分野での各種サービスやソリューションの提供を行うエス・アンド・アイ株式会社は、IBM Watsonと連携する手のひらサイズのフクロウ型ロボット「ZUKKU（ズック）」の提供を2018年2月より開始することを発表した。
自然な会話によるIoT型アドテクノロジーサービスの自然な会話による自動応対を組み合わせたソリューションとなる。


ハタプロ・ロボティクスの製品である「ZUKKU」は、身長わずか10cm。顧客分析ができるカメラを内蔵している。特別な設定も不要な、安価で手軽に導入できる手のひらサイズのマーケティング支援AIロボットで、性別や年齢、表情などを認識し、相手や時間帯に適した情報や広告を多言語で配信できることから、マーケティングや販促活動において効果が期待されている。

具体的な施策内容

今回のWatsonとZUKKUの連携ではWatson Conversationを採用。ユーザーの日常的な話し言葉での問いかけに対し、親しみのある小型ロボットを通じた音声による対話形式での回答、および画面による視覚情報提供を可能とすることで、社内外のサービスカウンターや、受付窓口、KIOSK端末としてなど、さまざまなシーンにおいて利便性の高い自動応対を実現する。

また、エス・アンド・アイ株式会社は、同ソリューションにて「ZUKKU」、「Watson Conversation API」、さらにAI活用の要と言える「学習データ」を利用用途に応じたインテグレーションと共にワンストップで企業や公的機関に提供を予定しており、これにより、利用者の意図や問い合わせ内容の文脈を正確に理解した上で、担う業務に最適化された回答や情報提供を実行することが可能となる。

両社は、今回の協業により、安価で手軽に導入できる「ZUKKU」を実用的な業務対応AIロボットとして、さまざまな利用用途における導入を積極的に推進していくと述べている。

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