
NASAなどで新しい航空機の開発プロジェクトに関わってきた「Joby Aviation」は、トヨタAIベンチャーズなどから1億ドル(110億円)もの出資を受けたことを発表した。
電気のみを動力とした垂直離着陸(eVTOL)旅客機の開発を行なっている。同社によれば、通常の航空機よりも100倍静かに離着陸ができ、パイロットと乗客4人を乗せることができる。一回のフライトで150マイル(約240キロ)を飛行することができ、ヘリコプターの2倍のスピードで飛行することができるのだという。
この分野にはすでに多くの競合も出てきている。グーグルの親会社であるアルファベットが出資する「Kitty Hawk」や「Zee.Aero」、そして航空機メーカーの「AIRBUS」、「Boeing」、中国の「Ehang」と「Terrafugia(米国企業だが中国のGeelyに買収されている)」、ドイツの「Volocopter」、そして「Uber」もその1社である。
先んじて実用化するための開発競争は激化しており、今後もeVTOLという分野に多大なお金が投資されていくことだろう。