Apple HomePodの海外レビュー結果、音質は高評価、不満点も・・・
米国大手メディアでは発売前のApple HomePodのレビューが進められおり、いくつか主要メディアのレビュー記事および動画を紹介する。
CNET
幅広いジャンルの音楽で高音質、セットアップが簡単なのが良い点。Apple Music以外で音声コマンドが使えないこと。
The Verge
音質については高い評価。音声コントロールはApple Musicのみであることがマイナス評価。
The Wall Street Journal
音は良いが、賢くはないという評価。
ここで紹介していないメディアでも多くレビューされているが、総じてHomePodの音質を否定しているメディアは少なく、より巨大なGoogle Home Maxよりも音が良いという評価もあるほどだ。置かれた場所に合う形に音質を最適化する機能がきちんと機能していることがサイズ以上に音質の高評価につながったのかもしれない。
一方、多くのメディアで指摘されていたのはSiriの機能が限定されていること、Apple Musicを使うことを前提とした閉じた世界観、これらが否定的にとられている。AlexaやGoogle Assistantに慣れた人、そしてAmazon Music、Google Play Music、Spotifyユーザーが音質が良いからという理由でHomePodを選ぶかというと疑問ではある。
現時点ではApple MusicユーザーかつSiriに慣れた人にはオススメのスマートスピーカーだとは思うが、そうでない場合、対応音楽サービス拡充やSiriの進化を待ってから判断した方が良いかもしれない。
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中橋 義博1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。