自動運転開発環境の加速へ!マクニカ、米国オートノマスタッフ社の自動運転プラットフォーム搭載の実証車両を国内で提供開始

半導体やネットワーク機器の輸入、販売、開発を手がける株式会社マクニカは、米国イリノイ州に本社をもつAutonomoustuff (AS)社と、日本国内における代理店契約を締結。AS社の自動運転プラットフォーム搭載実証車両を販売始することを発表した。

AS社の自動運転実証車両は、自動運転に必要なハードウェア(GPU/FPGA/メニーコア、LiDAR、RADAR、カメラ)及びソフトウェア(OS/ミドルウェア/アルゴリズム)を搭載しているため、利用者の要望に応じて様々な構成でカスタマイズした実証車両の提供が可能だと言う。

実証車両だけでなく、センサモジュールや自動運転ECU、ソフトウェア等、自動運転に必要なコンポーネントを取り揃えており、利用者の状況に併せて提供することもできる。
下記の動画では、市販車を自動運転車にするキット、センサーやコンピュータ類の装備が確認できて興味深い。

■【動画】Autonomoustuff Platform/Software Showcase(英語)

報道によれば、AS社はNVIDIAや百度(バイドゥ)、ルネサスエレクトロニクスなどへの提供実績を持つ。


Autnomoustuffの主な特長

・ NVIDIA社自動運転プラットフォームを始めFPGAやメニーコアCPUなど様々なHW、SWを組み合わせた自動運転実証車の提供が可能
・ 用途に応じた複数タイプの車種を用意
・ 各種センサー構成をカスタマイズできる(別途相談)
・ その他、利用者に合わせた各種カスタマイズが可能(別途相談)
 

商品に関する詳細ページ
https://www.macnica.co.jp/products/maas

  

車種のタイプイメージ(※AS社公式サイトより)

各種センサー構成イメージ(※AS社公式サイトより)


今後の展開

同社は今後、国内にてAS社の自動運転実証車両の販売を通して、日本の利用者の課題解決を支援すると共に、自動運転用AIアルゴリズムを研究開発する大学や研究機関、ロボットタクシーやデリバリーロボットに代表される新たなモビリティー市場参入事業者等に向けても提供していく。

さらに、通信や建設・建機、公共金融・保険・リース等の様々な企業、並びに国や公共機関、地方自治体等が取り組む自動運転技術を軸とした新たなサービスモデルの実証実験に対しても、AS社をはじめとした実証車両の提供から、各種ハードウェア及びソフトウェアの組込開発支援、データ取得、解析サービス等の自動運転向けワンストップソリューションを提案していくと述べている。

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ロボスタ編集部

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