【QuestionPro調査】米国スマートスピーカーのユーザー調査
QuestionProが米国スマートホームに関するユーザー調査レポートを公開した。
アメリカでは2017年時点でスマートホーム向けデバイスを導入した家庭は16.3%、2021年に35.6%まで増加すると見込まれている。そんな中、スマートスピーカーや音声アシスタントに関するデータを以下いくつか紹介したい。
スマートスピーカー所有率・所有メーカー
パネルの母数は450人以上、そのうち25%がスマートスピーカーを所有していた。
所有しているスマートスピーカーは、Google Home 46%、Amazon Alexa 40%、Microsoft Cortana 7%、その他 7%と続いた。データ数は大きくないが、GoogleがAmazonのシェアを越しているのには驚きだ。
購入金額・購入場所
スマートスピーカーの購入金額は50〜199ドルが過半数を占めた。ハイエンドモデルとなる400ドル超はわずか2%。低価格モデルだけが売れているということではなく、むしろ14%と少なくミドルレンジが売れていることがわかる。
購入場所はオンラインが51%、スーパーが29%、家電量販店 19%と続いた。
利用用途
よく使う機能は音楽再生が15%でトップ。ついで天気12%、リマインダー10%と続いた。スマートホームのライト、セキュリティカメラはそれほど使われていない結果となっている。
好みのAIは?
どのAIが好きかを尋ねると、Amazon Alexaが43%、Google Assitantが37%、Apple Siriが16%となった。なお結果には性差が見られ、男性はGoogle Assistant、女性はAmazon Alexaを好むという結果になったという。
ロボスタ編集部では過去に以下のようなレポートを紹介してきた。あわせて参考にしていただければと思う。
AI音声アシスタント市場が過熱! 2020年までに市場規模は2,275億円へ
米国のAI音声アシスタント、販売数・スキル数が大幅増加中、しかし・・・利用度合いは低い
スマートスピーカーの米国利用者が前年比2.3倍の3,560万人に! Amazon Echoは70%超のシェアを獲得
AI音声アシスタント、2021年までに75億台のデバイスに導入へ
Amazon Echoは何に使われてるの? 米国でのスマートスピーカーの利用方法、調査結果まとめ
数ヶ月後、英国で「Amazon Echoの世帯所有率が40%になる」との予測が発表!
米国スマートスピーカーが日本上陸!どんなふうに使われてるの?最新調査結果を見てみよう。
【世界スマートスピーカー市場予測】2017年に出荷台数2,400万台、市場シェアはAmazon 70%・Google 15%へ。
【NuVoodoo調査】Amazon Echo、持ってる?どこで使ってる?何に使ってる?
【Forrester調査】米国のスマートスピーカー、2022年には世帯普及率50%超へ
【CIRP調査】米国のスマートスピーカー市場、現時点での出荷台数、市場シェアは?
【Juniper調査】米国のスマートスピーカー、2022年には世帯普及率50%超へ
【Strategy Analytics調査】AIバーチャルアシスタント搭載スマートフォン市場シェア、2022年までには大きく変動?
【AI搭載機器とサービスの市場予測】2025年度のスマートスピーカー国内市場は165億円へ!富士経済が分野別にAIの動向を調査
【Voicebot.ai調査】Amazon Echoオーナーに聞いたら、画面付きAmazon Echoが欲しい人は半数以上
【Adobe調査】2017年米国のホリデーシーズン、スマートスピーカーが大人気
【Dashbot調査】米国AIスピーカー利用者、毎日音楽を聞いて満足、ただし利用スキルは少なめ
【Jacobs Media Strategies調査】2017年ホリデーシーズン、AIスピーカー所有者の61%はさらに追加購入、持ってない人も20%は購入へ
【Dashbot調査】2017年11月、Amazon Alexaスキルストアのランキングで見る米国スキル最新トレンド
【Pew Research Center調査】米国成人の46%がAI音声アシスタントを利用、スマホからの利用が多い。
AIスピーカー、購入時に重視するポイント1位は「機能」?それとも「価格」?
【Strategy Analytics調査】2017年第三四半期の全世界スマートスピーカー出荷台数予測740万台、市場シェア予測はAmazonが67%、Google 25%
【エルテックス調査】2017年12月、国内のスマートスピーカー所有率は2.5%、今後スマートスピーカーが欲しい人は14.5%
【Arizton調査】世界スマートスピーカー市場規模予測、2022年に5,400億円へ
【Canalys調査】世界スマートスピーカー出荷台数予測、2018年に5,630万台へ
【Edison Research / NPR調査】2017年アメリカのスマートスピーカー利用調査
Amazon Echoのおかげ?世界のストリーミング音楽サービス、Amazon Musicのシェアが上昇して3位に。
【CIRP調査】2017年Q4アメリカのスマートスピーカー出荷台数・シェア調査、Googleのシェアが30%超へ
【モニタス調査】2018年1月国内のスマートスピーカー所有率は2%
【Audio Publishers Association調査】オーディオブックをスマートスピーカーで聞く人は2割弱
【Tractica調査】エンタープライズ向けバーチャル・デジタル・アシスタント市場は、2025年にユーザー数10億超へ
【Slice Intelligence調査】Apple HomePodの売れ行きは?どんな人が予約した?
【Kantar調査】Apple Music加入者はHomePodを買う可能性が9倍高い
【Loup Ventures調査】米国スマートスピーカー評価結果、Amazon Echo、Google Home、HomePodの回答率は?
ロボスタ / Amazon Echo
ABOUT THE AUTHOR /
中橋 義博1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。