2018年の最優秀「トイ・オブ・ザ・イヤー」はバカ売れ中のサル型おもちゃロボット

アメリカの今年1番のおもちゃを決める「Toy of the Year」が、2月16日発表された。

同賞のトップ「TOTY」賞は、業界のオスカーと呼ばれるような栄誉ある賞。一般消費者、小売業者、ジャーナリスト、ブロガー、学者など幅広い方々の投票を元に決められる賞で、製品の価値や、新技術が含まれているか、創造的な製造プロセスだったか、市場の期待を満たしているか、パッケージデザインなど幅広い項目で総合的に評価が下される。



そんな栄誉ある「Toy of the Year 2018」に輝いたのは、香港のWowWeeが開発した「Fingerlings」。日本では「ハグミン」という名前で販売されている。昨年の秋からクリスマスにかけて世界的に品薄となり、偽物が出回る程の人気ぶりだったようだ。

「Fingerlings」は指にはめることができるサル型のおもちゃ。一見するとただ指に抱きつくおもちゃだが、頭に2つのセンサーが付いていて撫でるとキーキーと鳴いて喜んだり、手を叩けば音に反応して歌ったり、息を吹きかければキスを返してくれたり、逆さにすると喜んだりと、色々な動きが隠れている。40以上の鳴き声が用意されており、インタラクションを楽しむことができる。



可動部位は首とまぶただけ。しかしこの動きと鳴き声だけで見事に感情を表現する。



カラーバリエーションも豊富で、サル以外のデザインも展開されている。このおもちゃが海外では14.99ドルという安価で売られているというから驚きだ(日本国内ではハグミンという名前で3,000円程で販売されている)。


WowWeeの犬型ロボット「Meet CHiP」

WowWeeは、2004年から様々なロボットを展開してきた。日本国内でも「RoboSapien」「MIP」「CHiP」などのロボットに見覚えがある方も多いかもしれない。

今回の受賞を受けて、ますます品薄が進んでしまうのかもしれないが、くれぐれもネットで買う際には偽物に注意してもらいたい。

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ロボスタ編集部

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