「アレクサ、本を読んで」Amazon EchoにKindleストアの本を再生可能に
2018年2月22日、AmazonがAlexaの読み上げ機能をKindle本に対応したと発表した。
Google HomeもGoogle Play上のオーディオブックの読み上げに対応した。Audio Publishers Associationによれば、オーディオブックをスマートスピーカーで聞く人は2割弱いるという調査結果もある。現在、スマートスピーカーでオーディオブックの読み上げは注目されており、日本のAmazon Echoが対応したことは嬉しいニュースだ。
対応本
あらゆる書籍が読み上げに対応しているわけではなく、以下の書籍が対応本となっている。
Kindleオーナー ライブラリーで利用中の本
Kindle UnlimitedまたはPrime Readingで利用中の本
また、上記該当書籍であっても、絵本、写真集、マンガ、グラフィックノベル、アダルト商品は対象外だ。
コマンド例
読み上げを開示時は以下のように話しかける。
作品名を指定しないとライブラリにある最近ダウンロードされた書籍を読み上げる。続きがあればその続きが再生される。
作品名を指定するとその書籍が再生される。読み上げ途中だった作品の場合、続きから再生される。
読み上げ後は以下の指示で制御できる。」
「アレクサ、次の章/前の 章に行って」
「アレクサ、X 分/時間でスリープタイマーを設定して」
Alexaアプリからも起動できる
スマホのAlexaアプリを使ってKindle 本を検索・選択し、読み上げることもできる。
2. 「本」のセクションから Kindle を選択
3. ドロップダウンメニューから端末を選択した後、Alexaで読み上げ可能な本の中から希望の書籍を選択。選択後自動的に再生
僕はこう思った:
Amazon Echoで気軽に本を聴く体験、さっそくやってみました。ビジネス書を淡々と読み上げるのは悪くないなと思います。要望としては、読み上げペースを任意に調整出来るようにして欲しいです。もう少し早く読んで欲しいと思ったので。
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中橋 義博1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。