Google Assistantが対応言語増加、同時多言語サポート、ルーチン機能など新機能を多数発表

2018年2月22日、Googleが自社ブログでGoogle Assistantについて新しい展開、機能を紹介した。



対応言語の増加

Google Assistantは現在8ヶ国語に対応しているが、より多くの人・言語・場所を対象にすべく、2018年末までに30ヶ国語以上で利用可能にするという。まず直近数ヶ月でデンマーク語、オランダ語、ヒンディー語、インドネシア語、ノルウェー語、スウェーデン語、タイ語に対応し、アラビア語などが今年の後半に対応予定だという。

これは世界中の対象となるAndroidデバイスの95%をカバーする計算になるという。


同時多言語サポート

また対応言語が増えるだけでなく、言語指定なく多言語に対応する機能をサポートするという。例えば、職場でドイツ語、自宅で英語を使う人の場合、今までであればスマホアプリの設定で都度言語を切り替える必要があったが、今回のアップデートにより設定不要で自動的に言語を切り替えてくれる。この機能は英語、フランス語、ドイツ語から開始され、今後拡大されていくという。


アシスタント・モバイルOEM プログラム

Google Assistantからモバイルデバイスを制御する統合を進めている。現在OEMメーカーのLG、Sony Mobile、Xiaomiの3社が先行して取り組んでいるという。


アシスタント・キャリア プログラム

通信キャリアのサービスもアシスタントがサポートできるようになる。現在、Sprint、Koodo、Telus、Vodafoneが既に統合作業を進めているという。


ルーチン機能

Google Assistantで、1つのコマンドで複数のコマンド群を実行させることができる「ルーチン機能」もサポートされる。例えば「Hey Google, I’m home」と伝えると、Google Homeがライトを点灯させ、リマイダーを読み上げ、お気に入りの音楽を再生してくるといった一連の流れを一言で指示できるようになる。


ロケーションベースのリマインダー機能

Google Assistantでロケーションに基づいたリマインダーを設定することができるようになる。この機能はスマーフォンでは対応していたものだが、Google Homeやその他スマートスピーカーから今後週間以内に利用できるようなるという。


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中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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