南米発祥の箱型打楽器“カホン”を自動で演奏するロボット「Cabot(カボット)」をご存じだろうか?
ソロミュージシャンのパフォーマンス向上のため、株式会社UTSUWAが開発している。
Cabotは打楽器のカホンに装着し、オリジナルアプリと連携することで、手軽に生音でのセッションが叶うロボット。生音でリズムを鳴らし、ユーザーは自分で他の楽器を演奏することでセッション演奏を楽しめる。
百聞は一見にしかずで、動画を観てもらうとすぐに理解できるだろう。
■【動画】Check out Cabot alone
アプリで打ち込んだ演奏データを、スマートフォン(iOS対応)からロボット本体に送信して利用するが、専用のスマートフォンアプリで行うリズム作曲以外にも、他のユーザーとのシェア、MIDI機器との接続もできる。そのため、例えば遠方のドラマーが作成した演奏データを、目の前の「Cabot」に演奏させることも可能だ。また、楽器演奏中に付属のフットスイッチを踏むことで、リズムの切替などをコントロールも行える。
米テキサスのXSW 2018 Trade Showで展示
株式会社UTSUWAは、この「Cabot」を、3月11~14日、米国テキサス州オースティンで開催されるXSW 2018 Trade Showに同ロボットを出展すると発表した。
同ロボットはまだ開発段階ながら、世界中から音楽や新しいものが好きな人々が集まる同イベントへの出展は昨年に続き2回目となる。今年は最新版プロトタイプを出展するとのこと。
SXSW 2017 trade showの様子
【YOU&CABOT】(公式サイト:動画ページ)
https://cajon-robot.com/case/index.html
https://cajon-robot.com/case/index.html
同社は、ロボットが奏でる生音は、あらゆる楽器との新感覚セッションを可能にし、演奏者だけでなく、周囲も巻き込み広がる豊かで新しい音楽体験を創出すると述べている。また、今後のバージョンアップについても検討中とのことで、更なる進化が期待される。
関連サイト
株式会社UTSUWA
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