【米国】Amazon.comでGoogle傘下のNEST製品が買えなくなる?
AmazonとGoogleの対立が激化している。
Amazonがライバル製品のChromecastをいまだ販売していないことは先程お伝えしたのだが、今度はGoogle傘下のIoTデバイス部門、NESTの製品にも飛び火してしまった。
現在Amazon.comで販売されているNEST製品が取り扱い停止となるという。
NESTはGoogle Homeなどのハードウェアチームに統合され、NEST製品のGoogle Assistant対応が加速している中での出来事だ。
Business Insider / Amazon will stop selling Nest smart home devices, escalating its war with Google
Business Insiderの報道によれば、Amazonは、Googleのスマートホーム部門のNESTの新製品を販売しないことに決めたという。現在販売中のNEST製品も在庫がなくなり次第サイトから消える。Amazon自体の販売ではなく、Amazon Marketplaceでの第三者の事業者による販売が禁止されるかは現時点では不明だ。
Amazonのこの動きは、Googleとの対抗という点で露骨だ。Google以外のサードパーティーのスマートホームデバイスの販売はそのまま行われているのだから。
そしてGoogleも報復措置としていまだAmazon Echo Show/Echo SpotなどのデバイスでのYouTubeの配信をブロックしたままとなっている。
ユーザーのメリットがまったく感じられないこの両者の戦い、終わる日はくるのだろうか。
ロボスタ / Amazon Echo
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中橋 義博1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。