【スマートスピーカー調査】認知率は7割強、6%が自身か家族が利用　マイボイスコム調べ

ネットリサーチ会社であるマイボイスコム株式会社は、『スマートスピーカー』に関するインターネット調査を2018年2月1日～5日に実施。その調査結果を発表した。

同調査によると、スマートスピーカーの認知率は7割。スマートスピーカー利用意向は全体の約15%、現在利用者では80％弱の利用意向であり、利用意向者がやってみたいことは「天気予報」が6割強、「ニュースの読みあげ」「音楽再生」が各4割強、「乗り換え案内、目的地への行き方」「ハンズフリー通話」「アラーム・時報、タイマーの設定」が各3割台との結果であった。

また、利用意向者の重視点は「本体価格」「メーカー・ブランド」が各5～6割、「音声認識の精度」「操作のわかりやすさ」「デザイン・色」などが各4割となった。

調査結果の概要

スマートスピーカーの認知

スマートスピーカーの認知率は70.3％、そのうち「どのようなものか、内容を知っている」が22.7％、「聞いたことがある程度」が47.6％であった。認知率は、男性8割弱、女性6割強と男性の方が高くなっている。

スマートスピーカーの利用状況

スマートスピーカーを自分で利用している人は4.2％で、内訳は「自分ひとりで利用している（同居家族は利用していない）」1.9％、「自分を含む同居家族で利用している」2.3％。「自分は利用していないが、同居家族が利用している」（1.9％）を含む、自分または家族が利用している人は6.1％となっている。また、モバイル端末で音声入力をする層では、スマートスピーカーを自分で利用している人が1割強となった。

利用しているスマートスピーカー

スマートスピーカーを自分や家族が利用している人のうち、「GoogleHome、GoogleHomeMiniなど」の利用者は45.8％、続いて「AmazonEcho、AmazonEchodot、AmazonEchoPlusなど」の20.2％、「ClovaWAVE、ClovaFriendsなど」6.1％となり、「その他・わからない」が29.5％であった。

スマートスピーカーの利用意向

スマートスピーカーの利用意向は15.0％、非利用意向は47.6％。利用意向は男性10・20代で2割強とやや高くなっており、現在利用者（自分だけ利用、自分と家族で利用）では8割弱、自分以外の家族利用者では2割強、非利用者では1割強との結果となった。

スマートスピーカーでやってみたいこと・利用したい機能

スマートスピーカー利用意向者がやってみたいこと・利用したい機能は、「天気予報」が61.6％、「ニュースの読みあげ」「音楽再生」が各40％台、「乗り換え案内、目的地への行き方の検索」「電話（ハンズフリー通話）」「アラーム・時報、タイマーの設定」が各30％台だった。「ニュースの読みあげ」は男性、「アラーム・時報、タイマーの設定」は女性で比率が高くなっており、「乗り換え案内、目的地への行き方の検索」「その他の情報検索、質問」は高年代層、「アラーム・時報、タイマーの設定」「音楽再生」は女性10・20代や女性40・50代で高くなった。

スマートスピーカーの重視点

スマートスピーカー利用意向者の重視点は、「本体価格」「メーカー・ブランド」が5～6割、「音声認識の精度」「操作のわかりやすさ」「デザイン・色」が各4割。「操作のわかりやすさ」「大きさ」は女性高年代層、「デザイン・色」は女性30・40代で比率が高くなっている。

スマートスピーカーを利用したい理由、利用したくない理由(自由回答)

『利用したい』
・自分が動かなくても電源のオン・オフができるのが便利。横になってから部屋の電気を消したり、夜中に起きるとき点けたりできる。（女性62歳）
・思い描いていた未来にたどり着いた実感を得たい。（女性41歳）
・家庭内のエアコンやテレビのリモコンの数が減りそうで便利な予感がするから。（男性27歳）

『利用したくない』
・防犯のことを考えると他人でもなりすましたら操作出来そうなので。（女性44歳）
・TV音声に反応して勝手に注文するとかいう事故も起こっているようなので使う気にならない。（男性42歳）
・一人でも、スマホに向かって話しかけることが恥ずかしい。（女性25歳）

『どちらともいえない』
・便利だとは思うけど、全てをコントロールするには家電全てを対応した物に変える必要があるから。（男性42歳）
・今は興味ないけど体が不自由になったりしたら使うかもしれない。（男性71歳）

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