コグラフ株式会社は、スマートスピーカーを利用した受付アプリ、「AI受付ガール アイコ」の先行予約を開始すると発表した。
これは、スマートスピーカー「Google Home」、「Amazon Echo」を利用した受付アプリ(スキル・アクション)となっており、スマートスピーカーが会社の受付で応対を行い、担当者にチャットや声で通知を行うというものだ。
来訪者は、「Google Home」などのAIスピーカーに、「OK Google, アイコをお願い」と、AIスピーカーに話しかける。すると、AI受付ガールの「アイコ」が起動し、「アイコ」が来訪者に、約束の担当者の名前や所属、部署などを聞く。簡単な質問に音声で答えることで、受付は完了、Slackなどの社内チャットツールや音声でアイコが来訪者の到着を社内の担当者に知らせるというものだ。例えばSlackでは、個人宛のSlackに届くのではなく、社内共通のチャンネルに来訪者の情報が届くようになるため、同じ名字の社員が複数人いた場合にも対応ができる。
コグラフ株式会社は、従来の受付アプリのように、「多くのリストの中から目的の担当部署、担当者を探す、といった煩わしい操作も必要ありません」と説明している。
また、人による受付や電話機による受付と比べ、人的コストの削減や、電話の取次ぎといった負担の軽減などが可能なだけではなく、来訪者の管理も簡単に行うことが出来るようになるとメリットを説明している。
端末の認識方法について問い合わせたところ、「スマートスピーカーアプリ上で、アイコをセットアップしたユーザーアカウントと会社を紐付けることにより行う」との回答を得た。
Google Home、Google Home mini、Amazon Echo、Amazon Echo Plus、Amazon Echo Dotの5種に対応しており、日本語と英語の2ヶ国語で対応が可能。1-10名規模の企業では月額1,980円(税込)から利用することができ、それ以上の人数の場合月額300円/人(税込)となる。
こちらの映像の仕様は製品版でも大きく変更はないとしながらも、1-10名規模の企業向けのライトエディションでは会話のやり取りが少なくなるという。
現在先行予約を受け付けており、近日中に発売される予定だ。今後は、カメラを搭載したデバイスとの連携による画像認証、社内データベースへの連携、Web管理画面の強化等のバージョンアップを予定していると述べている。