サムスン2018年新製品発表、ハイエンドTVに音声アシスタントBixby搭載へ

2018年3月8日、サムスンが2018年のホームエンターテインメントラインナップを発表した。



注目は新しいQLED TVとPremium UHDモデルにサムスン自社の音声アシスタント「Bixby」が搭載される点だ。

音声コマンドでお気に入りのTV番組を表示したり、対応しているスマートホームデバイスを制御することができる、ホームエンターテイメントのハブとしてのポジションを狙った製品となっている。

ディスプレイと音声アシスタントの組み合わせにおいては、Amazonがディスプレイ搭載のEcho ShowEcho Spotをリリースし、GoogleもGoogle Assistant搭載のSmart Displayを発表している。サムスンはTVメーカーとして、TVをスマートディスプレイにするアプローチをとっており、当然ディスプレイサイズは競合他社と比べて比較にならないほど大きなものになっている。

サムスンによれば、消費者はディスプレイサイズが大きいものを好むトレンドにあり、2017年に販売されたテレビの約40%は65インチ以上で、2018年ではこれが50%に増加すると予測している。その流れで言えば、Echo ShowやGoogle Smart Displayよりも大型TVの方が、ユーザーが好むホームディスプレイデバイスになるのかも知れない。

このサムスンの2018年ホームエンターテインメントラインは、2018年3月に米国で店頭発売される予定だ。



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中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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