アマゾン・ジャパンは3月29日、報道陣向けに説明会を行い、本日3月30日(金)午前1時より「Amazon Echo」シリーズ3機種を国内で正式販売することを明かした(記事公開現在、購入が可能となっている)。
Amazon.co.jp経由で本日より購入でき、出荷は4月3日(火)から行われる。また、同日4月3日からは、エディオンやケーズデンキ、ジョーシンなど、全国の家電量販店1000店舗以上での販売も開始される。加えて、同日から1時間以内に宅配が届く「Prime Now」での販売も開始されるとのことだ。
「Amazon Echo」の価格は11,980円(税込)、上位版のスマートホームハブ内蔵の「Echo Plus」の価格は17,980円(税込)、小型廉価版の「Echo Dot」は一般販売を記念し期間限定で1500円引きの5,980円(税込)での販売となる。
「Amazon Echo」は昨年11月に日本国内でも発売されたが、招待制での販売となっており、一部のユーザーの手元になかなか届かないなど、SNSでは不満の声も上がっていた。これを機に、これまで届かなかったユーザーの手元にもようやく行き渡ることになる。
また、競合の「Google Home」がビックカメラなどの家電量販店で販売したことで一般の家庭にリーチできたように、「Amazon Echo」も家電量販店でのお試しができるようになるため、一気にその販売数を伸ばすことに繋がるだろう。
アマゾンによれば、これまで招待制で一部のユーザーに使ってもらったことにより、クラウドに情報が蓄積され、それが日本のAlexaの進化に繋がったのだという。ようやく納得できる形で日本語版を提供できるようになったため、このタイミングでの正式販売となった。
Amazon Echoに代表される「Echoシリーズ3機種(Amazon Echo、Echo Dot、Echo Plus)」は、声で操作可能な音声スピーカー。常にハンズフリーで利用でき、いつでもすぐに反応してくれる。Echoの頭脳であるAlexa(アレクサ)は、クラウド上に構築され、話しかけるだけで質問への回答や音楽の再生、ニュースの読み上げなど、様々な手助けをしてくれる。
「Amazon Echo」はアメリカでは3年前から販売されており、現在では数千万台販売されているというデータもあるほど、家庭内で当たり前の家電になっている。日本国内でも昨年からGoogle、LINE、そして招待制でAmazonから発売され、すでに普及率は5%に達したとの調査結果もある。説明会の詳細や、本日より「Amazon Music」のスマホアプリに搭載されたAlexaの詳細は以下の記事を参照頂きたい。