「Clova 寝室の照明を消して！」LINEがホームIoTサービス「Clova Home」提供開始！第一弾は音声による照明操作が可能に

2018年4月9日 By ロボスタ編集部

「Clova 寝室の照明を消して！」
「寝室の照明を消しました」

LINE株式会社は、音声会話で家電や家の機器を操作できるホームIoTサービスの提供を2018年4月9日より開始したことを発表した。AIアシスタント「Clova」と連携するもので「Clova Home」という名称のサービスだ。

LINEは、スマートスピーカー製品として、2017年10月に「Clova WAVE」を、2017年12月にキャラクター性を持たせた「Clova Friends」を発売した。さらに2018年3月22日にはこれらの製品を「IFTTT」に対応させて、外部サービスとの連携も可能とした。
今回の発表は、「Clova」でIoTを活用して、家電操作が可能となるサービス「Clova Home」の提供となる。その第一弾として、照明機器のPhilips Hueと連携し、インターネットサーバーを経由して照明の操作ができるようにした。照明のON/OFF操作はもちろんのこと、明るさ・色等の細かな調整も音声で簡単に操作することができる。

さらに、事前にロケーションの設定を行うことにより「リビングの照明をつけて」など場所を指定した操作も可能となる。
同社はプレスリリースを通じて「今後も様々なメーカー様との連携、多種多様な機器との対応を進め、日常生活においてよりご活用いただきやすい環境を整えてまいります。」とコメントしている。

Clova Homeとは

「Clova Home」とは、AIアシスタント「Clova」からIoT家電を操作可能にするホームIoTサービス。
「Clova」は各サービス企業のインターネットサーバーを経由して、自宅にあるゲートウェイ(ブリッジと呼ぶ場合もあります)と繋がる。「Clova WAVE」や「Clova Friends」へ指示した内容は、ゲートウェイを介して、各IoT家電に割り振られ、コントロールされる仕組みとなっている。
従来の赤外線対応家電の「音声リモコン」機能では、「Clova WAVE」と家電製品は赤外線の届く範囲かつ間に障害物がない環境に配置させる必要があったが、「Clova Home」ではネットワークを経由して操作するため、距離や配置場所の制限なくご利用いただくことができる。また、今後オプションによって赤外線対応家電の「音声リモコン」機能対応予定の「Clova Friends」も一足先に「Clova Home」により家電操作が可能となる。

なお、既にClova WAVEにて赤外線対応家電の「音声リモコン」機能を使用している場合、ロケーション指定のない「照明をつけて／消して」等の指示は赤外線対応家電への指示が優先されるため、ホームIoTサービス「Clova Home」を併せて利用する場合は、LINE Clovaアプリ上で事前にロケーションの登録を行ってからの利用が必要となる。