【中国】Microsoftのチャットボット「XiaoIce」が電話のような自然な会話に対応

Microsoftが、中国向けソーシャルチャットボット「Xiaolce(シャオアイス)」がより自然な会話を可能にしたと自社AIブログで発表した。


人間同士が電話やチャットをするときは、同時に話したり聞いたりしていて、相手が話している間に何を言おうとしているかを予測し、途中で返事をすることもある。

この人間の仕組みを模して、MicorosoftはFull Duplex Voice Sense(全二重音声認識)という技術を使って、今まで以上に自然にやりとりできるチャットシステムを開発し、XiaoIceに実装したという。

会話の途中時点で随時先読みを行って行くため回答のレスポンスの向上や、話が脱線しても戻せたり、初回以外ウェイクワードが不要になるといった会話においてメリットがあるという。

なお、MicrosoftのAI音声アシスタントの「Cortana」はチャットボットのような会話のやりとりを重視せず、生産性重視という違う方向で開発されており、この会話が長くはずむ方向の技術は実装されないのだという。


僕はこう思った:

日本のLINE上で動く女子高生ボットのりんなへの実装は期待したいですね。


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中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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