BMW Chinaが中国市場向けのBMW ConnectedをTmall Genieに統合することを発表した。
BMWは既にヨーロッパ、アメリカ市場向けにAmazon Alexa、Google Assistantに対応していたが、中国市場は中国のAlibaba(アリババ)のAIアシスタントと統合するというものだ。自動車メーカー独自のAI音声アシスタントをユーザーに展開するのではなく、現地で最もユーザーの多いアシスタントから制御できるようにする戦略だろう。自社のインフォテイメントシステムMBUXを展開するメルセデス・ベンツとは対照的だ。
BMW ConnectedとAlibabaのTmall Genieとの連携機能は、2018年7月末から中国で利用可能になるという。当初の機能はTmall Genieから、残燃料確認、ドアロックなどのリモートサービス制御、予定確認、ルート確認などができる。
ウェイクワードである「Tmall Genie」に続けて「ask BMW」、その後伝えたいことを指示する形で使う。
(次の予定に着くためにいつ出発すればいい?)
「Tmall Genie, ask BMW if my car doors are locked.」
(ドアロックされているかを確認して)
僕はこう思った:
日本のBMWにもAIアシスタント対応を期待したいところです。
ロボスタ / BMW
ABOUT THE AUTHOR /
中橋 義博1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。