ドイツの産業用ロボット開発メーカー大手のクーカ(KUKA)は、ドイツで4月23日から27日にかけて開催されているハノーバーフェアで移動可能なコンシューマー向けロボットのコンセプトモデル「i-do」を展示した。
KUKAのブースでは「iintelligence 4.0_beyond automation」というスローガンのもと、未来の自動化ソリューションを各種展示、実演している。その様子は同社の公式動画で確認することができる。
■ KUKA @ Hannover Fair 2018 | iintelligence 4.0_beyond automation
同社は産業用ロボットアームを中心にした大手メーカーだ。
とはいえ、動画にも見られるように、ビールをコップに注いだり、調理用ロボットを展示したり、幅広い分野への展開を考えていることがわかる。
「i-do」は同社では初となる家庭用サービスロボットのコンセプトモデルだ。頭部には大型のカメラとセンサー類を装備している。
また、腹部には超大型のディスプレイを装備し、移動機構を装備している。
写真を撮ったりコーヒーを持ち歩くなど、家庭内で役立つ機能を持つ。会場では訪れたドイツのメルケル首相の写真を撮影して歓迎した様子だ。
詳細の仕様や具体的な製品化については不明だが、今後続報が入り次第、お伝えしていきたい。