Facebookは開発中のスマートスピーカーを米国で発売する前に、国際的な販売を計画しているとCNBCが報じた。
通常米国企業はデバイスを自国で最初に販売するものだが、現在Facebookは米国のユーザーや政治家からプライバシー面で大きく注目されており、このタイミングで米国で発売することを避けたと見られる。
2機種登場予定のディスプレイ搭載のスマートスピーカーには、2018年1月に中止された「M」チャットボットの基礎技術に基づく音声アシスタントが搭載されるという。アシスタント名はMで始まるらしく、ある情報筋は「Marvin(マーヴィン)」と報じている。
Facebookは翻訳サービスの「M Translations」も発表しており、自社スマートスピーカーの世界市場に向けての準備は進んでいると考えられる。
ABOUT THE AUTHOR /
中橋 義博1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。