電話相手はAIと気づかず? 英語版「Google Assistant」に店舗への電話予約という新機能

Googleが本日(日本時間未明)開催された「Google I/O」で発表した「Google Assistant」の進化が凄まじいです。今回発表された新機能はなんとGoogle Assistantが店舗に直接電話をかけて、空いているスケジュールを見つけて勝手に電話予約をしてくれるというもの。かなりすごい機能ですので、ぜひ動画でご覧ください。動画では、Googleアシスタントにヘアサロンを予約してと伝えると、お店に直接電話をし、Googleカレンダーから空いている日程を選んで予約をしてくれる様子が収められています。


店)はい、理髪店です。どのようなご用件ですか?
Google Assistant)クライアントの女性のヘアカットを予約したいと思って電話したんです。5月3日に予約を取りたいです。
店)ちょっと待ってくださいね
Google Assistant)Mm-Hmm(んふ)
店)何時頃が良いですか?
Google Assistant)お昼の12時でお願いできますか?
店)午後1時15分にはお店を閉めないといけないので、12時は難しいです。
Google Assistant)では10時から12時の間で空いている時間はありますか?
店)どのメニューを受けるかによるんですが、クライアントの女性はどんなサービスを受ける予定ですか?
Google Assistant)普通の女性用のヘアカットです。
店)わかりました。であれば10時に予約が空いています。
Google Assistant)10時でお願いします。
店)クライアントの名前を教えて頂けますか?
Google Assistant)リサです。
店)かしこまりました。では5月3日10時にお待ちしております。
Google Assistant)わかりました。ありがとうございます。
店)こちらこそ。良い1日を。

「その時間帯は難しい」とか「メニューによるんだけど、どのサービスを受けますか?」など、なかなか一筋縄ではいかない予約を完璧にこなしてしまったのです。これには会場からも大きな拍手が。

実際には英語でのやりとりなので、もう少しフランクに会話をしています。「Mm-Hmm(んふ)」のところでは会場からも笑い声が溢れているのがわかります。相手方もまさかAIと話しているとは思っていないことでしょう。なお、この新機能のリリース時期については発表されていません。日本語版も待ち遠しいですね。

いやー、未来だ!

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ロボスタ編集部

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