ソニー「aibo(アイボ)」出荷台数、11,111台への軌跡を振り返る

ソニーの新型aiboの販売が好調だ。本体198,000円にベーシックプラン、ケアサポート、アイボーンなどを合わせると総額345,000円ほどになり、決して安いロボットではない。それでも発売後わずか4ヶ月足らずで11,111台の出荷が発表されており、家庭用ロボットとしては注目度の高さだけではなく、販売の好調ぶりが目立つ。

今回は、そんなaibo発表から現在までの販売に関する動向をまとめてみた。


aibo販売の動き

2018年1月11日の発売前までは先行予約が3回行われた。発売後はオンラインでの限定販売が定期的に実施されながら、特別抽選販売2回、直営店での販売も1回行われている。


年月 販売の動き
2017年11月1日 発表・先行予約(初回)開始
2017年11月11日 先行予約(2回目)開始
2017年12月5日 チャリティ専用モデル11体出品
2017年12月9日 チャリティ専用モデル11体落札
2017年12月20日 先行予約(3回目)開始
2018年1月11日 販売開始(先行予約分)
2018年1月11日 特別抽選販売(1月31日抽選発表分)
2018年2月6日 特別抽選販売(2月16日抽選発表分)
2018年3月6日 ソニーストアオンラインで限定販売
2018年3月15日 ソニーストアオンラインで限定販売
2018年4月3日 ソニーストアオンラインで限定販売
2018年4月11日 ソニーストア直営店で111体抽選販売
2018年4月14日 ソニーストアオンラインで限定販売
2018年4月25日 ソニーストアオンラインで限定販売
2018年4月26日 特別抽選販売(5月15日抽選発表分)
2018年4月中旬 11,111台の出荷を発表。



この過去の推移から類推するに、毎回の予約・販売毎におよそ1,000体が出荷されていった計算となる。なおaiboはまだ通常販売とはなっておらず、しばらくはこの限定販売が続くと予想される。

現時点で「予約しようとしたが買えなかった」という人も多く、まだまだ需要の堅調さは続くと見られ、出荷台数がどこまで伸びるのかにも注目していきたい。

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中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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