KDDI、村田製作所と実証実験で「社員のコミュニケーションの質」の可視化へ
KDDI株式会社と株式会社村田製作所は、村田製作所の仮想センサプラットフォーム「NAONA」を活用し、コミュニケーションを活性化する実証実験を、2018年5月下旬より開始することを発表した。
本実証実験は、株式会社ベルシステム24、株式会社KDDIエボルバ両社の会議室に村田製作所の仮想センサプラットフォーム「NAONA」を導入し、社員とその上司が面談を行った際の発言の量、長さ、テンポなど、会話のセンシングデータから、コミュニケーションの質を可視化する。
KDDIは、本実証実験においてデータを収集し、解析できるIoT基盤を提供し、KDDIグループの株式会社ARISE analyticsの協力のもと、取得したデータをもとに商用化でのサービス拡充に向けた解析を行う。さらに、上司の社員に対するコミュニケーションの質を高め、より効果的な面談を行えるよう、外部アドバイザーから上司に対して解析結果をもとにしたフィードバック研修を実施し、研修前後でデータを比較することで、コミュニケーションの変化を検証する。本実証実験の目的は、コミュニケーションを可視化・解析することで、従業員の満足度向上とより働きやすい環境づくりに貢献することだという。
村田製作所は「NAONA」で取得した音声データをAPIとして「KDDI IoTクラウド API Market」へ提供するほか、KDDIグループのアイレット株式会社が「NAONA」の開発に参画するなど、KDDI、村田製作所は継続してIoTビジネスの拡大に取り組む。
KDDIは今年4月、従業員の睡眠の質を改善するための取り組みも行なっている。
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。