音声合成エンジン「AITalk」を開発・提供する株式会社エーアイは、2018年5月24日に株式会社東京証券取引所より、東京証券取引所マザーズ市場への新規上場を承認されたと発表した。上場日は2018年6月27日(水)の予定だ。
同社は音声合成エンジンの研究開発、製品開発を中心に事業を展開してきた。音声合成とは、解りやすい例としては、テキスト文字を音声で読み上げる技術。店舗や駅のアナウンス、アプリ等の朗読、ゲームのキャラクターやアプリ、ロボットやスマートスピーカーとユーザーとの会話など、今では幅広く利用されている。
また、同社の技術は、ソフトバンクロボティクスのコミュニケーションロボット「Pepper」や、大阪大学の石黒浩教授監修のもとで開発された「マツコロイド」の音声に採用されていることでも知られている。
株式会社エーアイのホームページより(音声ソリューションのロボット導入事例)
新規上場に関する詳細については、東京証券取引所のウェブサイトにて確認できる。
東京証券取引所公式サイト内 新規上場会社情報ページ
http://www.jpx.co.jp/listing/stocks/new/index.html
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同社は、今後も「音声技術で拓く21世紀の文化 ~音声技術の応用開発・サービス化を通して、音声情報の新しい文化を創出し、生活文化の向上に貢献する。~」という経営理念のもと、さらなる製品、サービスの進化と、企業価値の向上に努めていくと述べている。
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