紛失防止関連事業を手がけるMAMORIO株式会社は、 新製品となるシール型置き忘れ防止IoTデバイス「MAMORIO FUDA (マモリオ・フューダ)」を6月1日より販売することを発表した。
サイズは縦24mm×横36.2mm×厚さ3.4mm、重さ3.4g、電波の有効距離は約60m、リチウム電池で約1年間動作できる。価格は2,980円(税込)。
MAMORIO FUDAは、 紛失物防止タグとして注目されるMAMORIOシリーズの最新機種。
「MAMORIO」シリーズは、置き忘れたり、盗まれたり、遺失物センターに届けられたりした場合、どこにあるか(あったか)がスマートフォンに通知されるサービス。なくしたくないもの、大切なものに取り付けて使用するタグ型のもので、サイフ、自転車、デジタルカメラなどに付けて利用されてきた。
最新のFUDAはシール型を採用したもので、大切なモノに気軽に貼って取り付けることができるようになった。ノートPCやスマートフォン、 ポータブルゲーム機などの高価な電子機器に貼ったり、大切なノートや文房具など、シールが貼れるものには積極的に活用できそうだ。
同社はプレスリリースを通じて「触り心地の良いぷっくりとしたボディとシャープな印象が貼るモノを選ばずご利用いただける製品です。 また、 表面に情報を記載できる無地バージョンも発売予定です。 法人様向け(ノベルティ商品など)にご活用頂けます。」としている。
MAMORIOの機能は
MAMORIOは、 Bluetooth Low Energyを活用した非常に小さなタグを「大切なモノ」に付けるだけで、 スマートフォンと連係して紛失を防ぐ製品。
万が一の置き忘れ時には、 スマートフォンに置き忘れた場所と時間が通知される。 MAMORIOを「いつ、 どこで」落としたのかがわかることから捜索範囲を大きく減らすことができる。
また、 「クラウドトラッキング機能(特許取得済)」を利用することで、 全国のMAMORIOユーザーと協力して自分のものを探すことができるため、 発見確率の向上が可能だ。
併せて、 公共交通機関や商業施設等にMAMORIO Spotを設置することで、 お忘れ物がお忘れ物センターなどに届けられた際に自動的にお知らせするサービスの展開や、 プロの手による捜索支援サービスや紛失時の保証が受けられる「あんしんプラン(有償オプション)」の提供など、 様々なシーンでの紛失の不安を減らし、 「なくすを、 なくす。 」を目指している。
今月、横浜市営地下鉄とバスと連携し、MAMORIOが貼付されたモノが遺失物センターに届けられた場合は、持ち主のスマートフォンに通知されるようになったことが発表された。同様にこれまでも、都内を例にとると、東京メトロ、西武鉄道、小田急電鉄、京王電鉄、東武鉄道、京急電鉄などとの連携や実証実験を行ったことを発表してきている。
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MAMORIO株式会社
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神崎 洋治神崎洋治(こうざきようじ) TRISEC International,Inc.代表 「Pepperの衝撃! パーソナルロボットが変える社会とビジネス」(日経BP社)や「人工知能がよ~くわかる本」(秀和システム)の著者。 デジタルカメラ、ロボット、AI、インターネット、セキュリティなどに詳しいテクニカルライター兼コンサルタント。教員免許所有。PC周辺機器メーカーで商品企画、広告、販促、イベント等の責任者を担当。インターネット黎明期に独立してシリコンバレーに渡米。アスキー特派員として海外のベンチャー企業や新製品、各種イベントを取材。日経パソコンや日経ベストPC、月刊アスキー等で連載を執筆したほか、新聞等にも数多く寄稿。IT関連の著書多数(アマゾンの著者ページ)。