Amazon Echoのオーナーは高収入でハイテク好き、消費財にお金を費やす
InfoScoutとAlpine.aiが共同でAmazon Echoオーナーについての調査レポートをまとめた。今回はそのレポートの中から一部データを紹介したい。
InfoScout Blog / Amazon Echo: Changing Purchase Behavior on Amazon (and Beyond)
Alpine.ai / Strong signals that the Amazon Echo is changing purchase behavior
Amazon Echoの購入者像
米国家庭の9%が購入しているAmazon Echo。購入者は、Amazonの一般ユーザーよりも年配で、男性、高所得、白人の比率が高いという。
また、Amazon Echo購入者は技術愛好家であることもわかる。Amazon Echo購入者は他の買い物客に比べて、タブレットデバイス、ラップトップ、ビデオゲームなどを購入している率が高い。
Amazon Echoの購入目的
Amazon Echoの購入目的を聞いたところ、家庭用、自分用がメインだが、1/4はギフト用に購入されている。
Amazon Echo購入者と利用者の違い
Amazon Echo購入者よりもAmazon Echo利用者のほうが若いという。特に25歳未満は購入者のわずか3%だが利用者としては15%となる。親が買ってきたデバイスを若者が使いこなしているイメージだ。
Amazon Echo経由での音声ショッピング
Amazon Echo経由で買い物をしたことがあるかを聞くと、33%が購入したことがあると回答した。
Amazon Echoを買う人はそもそもAmazon全体の中でも消費財の購入額が2倍近く多いが、Echo購入後、さらに平均以上に増加した。ここで言う「消費財(CPGセクター)」とは、食料品、家庭、健康と美容、赤ちゃん、ペットが含まれる。
Amazon Echo購入者の消費財の買い物は、去年に比べて1回の購入額が減ったが、回数は増加した。結果支出は増えたという。
ロボスタ編集部では過去に以下のようなレポートを紹介してきた。あわせて参考にしていただければと思う。
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中橋 義博1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。