【WWDC2018】Apple HomePod関連の動きなし、Siriに新機能発表あり。

Appleの「WWDC」(Worldwide Developers Conference:世界開発者会議)が開幕となった。例年様々なApple製品の発表の場となっており、去年はHomePodを発表している。

そんな注目のWWDCなのだが、残念ながら今年の発表ではHomePodに関する大きな発表はなかった。一方、Siriに関しては少し動きがあったのでそれを紹介したい。


Siri Shorcuts / iOS12




この新機能は日常的によく使う機能を複数組み合わせてショートカットとしてまとめて起動させる機能。他社アシスタントのルーチン機能に似たものだ。




例えば「Heading Home」というショートカットで、自宅までのナビゲーションをセット、お気に入りの曲を演奏し、帰宅予定時刻をテキストメッセージで家族に連絡、自宅のエアコンを動作させるといった複数のコマンドを一度に指示できる。






また、ユーザーが任意のショートカットを作成することもできる。2018年秋にリリース予定の「Shortcuts app」を使って複数のアクションを組み合わせてカスタムしてショートカットを作る仕組みだ。

このショートカットはiOS搭載のiPhoneやiPadだけでなく、Apple WatchやHomePodからも制御できる。


外部リンク
Apple / iOS 12 Preview


Siri / WatchOS 5




Apple Watch向けの新機能も発表された。

「Hey Siri」のウェイクワードなしで、腕をあげるだけでSiriが起動するようになる。


外部リンク
Apple / watchOS 5 Preview


僕はこう思った:

新機能は良い機能だと思います。が、低価格版HomePodや、各国展開、Siriのさらなる機能追加など期待が高かっただけに、今年のWWDCは少し残念です。


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中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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