ロボットは男子だけのものじゃない! ロボット制作について語り合う「Girls Art アイデアソン」が開催

日本経済大学は、ロボット女子のコミュニティ「Girls Art Project(GAP)」の活動サポートを行なうことを発表。6月13日(水)には、日本経済大学のベンチャー・インキュベーション施設ハッチェリー渋谷で、初のイベントとなるロボット製作のアイデアを出し合う「Girls Artアイデアソン」が開催された。

当日は、さまざまな世代の好奇心旺盛な女子達が集合し、家庭用ロボットをクールでラブリーにするアイデアや、女子がロボットと楽しく生活できるアイデアなど、「アイデアソン」の名のとおり自由闊達な意見交換が行われた。今後、出されたアイデアをもとに、ハッチェリー渋谷の1室がおしゃれなショールームへと変貌する予定だという。

初めて参加した日本経済大学3年生の山崎愛晶さんと劉秀秀(リュウ・シュウシュウ)さんは、「楽しかったです! カワイイという一言でも人によってとらえ方が違うので、色々な発想があっておもしろい」と話し、次回もぜひ参加したいと意気込みを語った。また、ファシリテーターとして参加をしたLittle Machine Studioを運営している神田沙織さんは「女の子が集まると、それ良いね!という共感が生まれるので、そこから実際に形にしていけるのではないかと感じました」とのコメントも。同校は「今後の展開が楽しみなイベントとなりました」と感想を述べている。

日本経済大学と「GAP」を結び付けるきっかけとなったのは、ロボットスクールなどを行っているD.K.T代表で、孫正義育英財団の財団生でもある出村賢聖君との出会いだった。出村君は、ロボットの開発や製作に女子が参加することでロボットへのイメージが変わり、ロボットがもっと人間の身近な存在になることを信じて現在の活動を続けている。

都築明寿香学長は、「出村君のような高い志を持った才能ある若者と、本学の学生とのいいシナプスが必ず生まれるという期待から、本学開校50周年事業の一環として、ハッチェリー渋谷をこの「GAP」の活動の場として提供することといたしました」とサポートに至る背景を述べ、「女子学生にも積極的に参加してもらって、人間に寄り添う身近なロボット開発の一助となるべく、本学は今後も支援を続けてまいります」と続けた。

合同会社D.K.T.は「ロボット生活、はじめよう。」をスローガンに設立。人工知能ロボットの開発、ドローンとARを組み合わせたプロダクトの開発、最先端のテクノロジーを使った新しいロボット、プログラミングスクールなどのロボット関連事業を展開している。

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ロボスタ編集部

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