福岡ソフトバンクホークスとソフトバンクは、福岡ヤフオク!ドームで行われるプロ野球公式戦4試合分(2018年7月26~29日)をVR(バーチャルリアリティー、仮想現実)でライブ中継する。
それらの公式戦は「鷹の祭典2018」として開催され、その中継が見られる視聴権チケット付きのVRゴーグルと「鷹の祭典2018専用ユニフォーム(レプリカ)」をセットにした記念グッズを、福岡 ヤフオク!ドームと福岡ソフトバンクホークス公式通販ショップ「ダグアウト」で限定販売する。本日6月15日から。販売価格は8,640円(税込)。
なお、福岡ヤフオク!ドームでは8ゲート前のオフィシャルグッズショップ「ダグアウト」にて6月15~17日、6月29日~7月1日の試合開催日(試合開始の3時間前から試合終了の1時間後まで)のみの販売となる。
同梱されている視聴権チケットに印刷されたQRコードから、VR視聴アプリ「パノミル」のダウンロードとチケット登録の上、スマートフォンをVRゴーグルにセットすることで、試合の模様をVRライブ映像で視聴できる。なお、該当試合の観戦は、チケット登録したスマートフォンでのみ可能だ。
■【動画】鷹の祭典をホークスVRで観よう!!
同社は今後、スポーツや音楽といったライブ性の高いイベントでのビジネスモデルとして、視聴権チケットを活用したVRライブ配信による収益化の提案を進めて行くと述べている。
ライブ配信概要
球場に設置される4台のVR用カメラ(ホームベース後方、一塁側内野席、三塁側内野席、ライト側バックスクリーン横)で撮影。利用者は映像内に表示されるカメラのマークに視点を合わせることで、選択したカメラからの映像に切り替えることができる。
いずれの試合も、試合開始から終了までライブ配信予定で、快適な視聴には、3Mbpsの通信速度が必要(推奨 10Mbps)だ。また、VRライブ映像視聴には大量のパケット通信が発生するため、視聴にはWi-Fiか、大容量のパケット定額サービスでの利用が望ましい。
日程および対象となる試合
・7月26日(木)福岡ソフトバンクホークス 対 千葉ロッテマリーンズ
・7月27日(金)福岡ソフトバンクホークス 対 東北楽天ゴールデンイーグルス
・7月28日(土)福岡ソフトバンクホークス 対 東北楽天ゴールデンイーグルス
・7月29日(日)福岡ソフトバンクホークス 対 東北楽天ゴールデンイーグルス
限定グッズ 販売セット内容【販売価格 8,640円(税込)】
・前面に福岡ソフトバンクホークスのロゴがあしらわれた特別デザインのVR視聴用ゴーグル(VRゴーグルは福岡ソフトバンクホークスの試合に限らず、各種VRコンテンツを視聴可能)
・「鷹の祭典2018」入場者へ配布される特別バージョンのユニフォーム
・福岡ソフトバンクホークスの「鷹の祭典2018」4試合のVRライブ中継を視聴できる視聴権チケット
視聴方法
1 | 視聴権チケットに記載されているQRコードを、スマートフォンのQRコード読み取りアプリで読み取る。(「パノミル」にはQRコード読み取り機能はないため、他社アプリを使用) |
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2 | QRコードのリンク先ウェブサイトの指示に従って、VR視聴アプリ「パノミル」のダウンロードと「パノミル」へのチケット登録を行う。 |
3 | 「パノミル」を起動して、ヘッドマウントゴーグルにスマートフォンを装着し、試合のコンテンツを選択して視聴。(ライブ配信映像は試合当日の配信時刻まで見ることはできません) |
対応プラットフォーム
iPhone 6以降(iOS 9以上)、Android OS 5.0以降
(上記以外のプラットフォームで動作する「パノミル」では、チケット登録ができないため視聴できない。)
配信システムについて
VR中継配信に関しては株式会社ピクセラと提携した。同社が開発した4K・360度VR映像撮影・編集・配信ソリューションにて、VRカメラおよびサブカメラ映像の画角や解像度などを視聴アプリに適した形で4K映像に加工合成したのち、配信に最適な映像・音声フォーマットにエンコードし、得られたVRライブストリーミング映像を、株式会社ケイ・オプティコムが提供するニフクラfor KOPT上に構築された「パノミル」配信サーバーへアップロードする。
アップロードされたライブストリーミング映像は、視聴状況をモニタリングしながらコンテンツデリバリーネットワーク(CDN、キャッシュサーバーの分散配置によるコンテンツ配信ネットワーク)を介して、ユーザーの端末にインストールされた「パノミル」アプリで視聴できる。
VR体験を誰でもかんたんに楽しむことができるアプリケーション。数多くのプラットフォームに対応し、お手持ちの端末にアプリをインストールして、対応したヘッドマウントゴーグルを装着するだけで、VRの世界を体験することが可能。
また、VRライブ配信にも対応し数多くの実績を重ね、VR映像空間にサブスクリーンをいくつも表示することのできるMagicVision(TM)表示機能や、VR映像を見ながら他のユーザーと音声で会話ができるボイスチャット機能等、革新的な機能を数多く提供する最先端のアプリケーションだ。
視聴権チケットサービスについて
今回新たに開発した視聴権チケットサービスでは、従来のQRコードを使った視聴方法のように、事前にユーザーアカウントを作成したり、ログインする必要はなく、QRコードを読み取るだけで簡単に利用することができる。
また、視聴時に都度QRコードを読み取る必要はなく、事前に一度だけQRコードによるチケット登録の作業を行うだけで、その後は、登録された視聴権チケットに紐付けされたコンテンツが自動的にメニューから選択可能。これにより、ログイン操作や、QRコードを都度読み直すユーザーへの負担を軽減しながら、視聴権チケットによる限定的なVR視聴サービスを実現した。
さらに、視聴権チケットのQRコードをインターネットやSNS等を通じてコピーが出回った場合であっても、視聴権チケットは1度使用すると、利用できないようにクラウドサーバーにて管理されているため、有料コンテンツの販売にも安心して利用できる。
株式会社ピクセラ