Voip-PalがAmazonに対して特許侵害で提訴、「Alexa Calling & Messaging機能」が争点

2018年6月19日、Voip-Palが米Amazonに対して特許侵害訴訟を提訴したことを明らかにした。

訴訟内容はAmazon EchoなどのAlexaデバイスにおける「Alexa Calling & Messaging」機能がVoip-Palの特許技術を使用しているというものだ。




Voip-Palのエミール・マラクCEOのコメント

当社の技術チームがAmazon AlexaとAmazon Echoを調査した結果、Alexa Calling & Messaging機能が当社の特許を侵害していると判断しました。

当社の特許は14年前に取得したもので、まだこの特許の有効期限は9年残っており、当社のライセンスなしに他社が特許技術を合法的に使用することはできません。

また私たちは常に訴訟を避けたいと思っていました。しかし大手企業が特許利用のライセンスについて無反応であるため、裁判所に知的財産の使用に対する公正な判断を求めることが最善の選択肢であると考えます。



Voip-Palが今回主張している特許は、U.S. Patent No. 9,537,762、9,813,330、9,826,002、9,948,549などが該当するという。


僕はこう思った:

AppleもiMessageやFacetimeに関して提訴されており、今後Googleも通話領域で同じように提訴されるかもしれません。


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中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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