【IDC調査】世界のスマートホームデバイス売上予測、2018年2,068億ドルから2022年2,975億ドルに成長。スマスピも順調に成長予想。

2018年6月21日、米国市場調査会社のIDCが急成長中のスマートホームデバイス市場の予測資料を発表した。



対象範囲は全世界、対象デバイスはAmazon Echo、Google Homeなどのスマートスピーカーはもちろん、スマートライト、サーモスタット、ホームモニター・セキュリティ、ビデオエンターテインメントなど主要IoTデバイスカテゴリを網羅した資料となっている。

なお、ここで言うビデオエンターテインメントは、スマートテレビ、ストリーミングデバイス、セットトップボックスなどを指す。


Data : IDC
・世界のスマートホームデバイスの売上
 2018年に2,068億ドル、2022年には2,975億ドルに増加する。(年平均成長率 9.5%)
・世界のスマートスピーカーの売上
 2018年に118億ドル、2022年には278億ドルに増加する。(年平均成長率 23.7%)
・カテゴリ別売上規模
 ビデオエンターテインメント、スマートスピーカー、ホームモニター・セキュリティと続く。
・年平均成長率
 サーモスタット、スマートライト、スマートスピーカーと続く。

発表されたシートをもとに、以下ロボスタ編集部でグラフ化した。


Data : IDC / Image : robot start inc.

まずスマートホームデバイスの中で、ビデオエンターテインメントの売上の大きさがわかる。スマートスピーカーは注目されているが、売上規模、年成長率のいずれにおいてもスマートホームデバイスの中でトップではない。



Data : IDC / Image : robot start inc.

スマートホームデバイス内でのシェアは、ビデオエンターテインメントのシェアを、スマートスピーカー、その他デバイスが奪っていく形となると予想されている。



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中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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