ロボットソフトウェア専門企業のパルスボッツは、モノに組み込む1問1答会話を作成できる「IFRO reaction(イフロ リアクション)」を音声合成「VoiceText」に対応させるとともに正式にリリースしたことを発表した。
「IFRO reaction」は、簡単にモノに会話を組み込むことができるWebサービス。おもちゃ、産業用ロボット、家電などの製品に挨拶やQ&Aといった1問1答のリアクションをWeb上で作成し、ソフトウェアとして組み込むことができるもの。発話の音声には、HOYA株式会社の音声合成エンジン「VoiceText」を採用し、肉声感のある高品質な全12種類の声から選ぶことが可能となった。
試用版の無料アカウントから組み込み導入のサポートまで「モノを喋らせたい」というニーズに広く対応していく。
簡潔なUIで呼びかける言葉と回答を入力すれば、すぐにAPIで音声付きのリアクションを取得することができるようになる。
音声は男性・女性・子供など12種類の話者から選択することができ、喜怒哀楽や声の高さ、速さなど感情表現をコントロールすることも可能。
作成したリアクションはAPI経由の他、音声認識と組み合わせてローカル環境で使用できる。IFRO reactionを活用してインターネットに接続されていないモノにも会話を搭載することができる。
前回の発表時よりも価格が下がった理由は「たくさんの反響があったから」だという。初期費用は無料で月額9,800円(税込)のみで利用できる。
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