オーストラリア、スマートスピーカーの所有率が5%を突破
Edison Researchが2018年オーストラリアのスマートデバイスの利用動向調査結果を発表した。その中から、スマートスピーカーに関するデータを一部抜粋して紹介したい。
認知度
スマートスピーカー認知率は「Google Home」61%、「Amazon Echo」28%と、Google Homeが優勢だった。オーストラリア市場では、Google Homeは2017年7月20日、Amazon Echoは2018年2月1日より販売が開始されており、先行したGoogleの認知度が高くなったものと思われる。
認知度をオーストラリアとアメリカで比べたグラフ。アメリカでのAmazon Echoの認知度は突出している。オーストラリアでのGoogle Homeの認知度は米国の56%をしのぐ61%。
所有率
スマートスピーカーの所有率は、12歳以上のトータルで5%だった。年齢別で見ると24歳未満の所有率は5%、25〜54歳が6%、55歳以上が3%。
2018年での所有率をアメリカ、カナダ、オーストラリアで比較。アメリカ17%、カナダ8%、オーストラリア5%と、依然としてアメリカの所有率が高い。
なお2017年のアメリカでの所有率は7%だった。アメリカでは2014年からAmazon Echoが販売され、2015年から広く一般の手にも渡るようになった。それと比較するとカナダとオーストラリアの1年目での所有率の高さはアメリカを上回っている。
ロボスタ / Amazon Echo
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中橋 義博1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。