人種別でスマートスピーカーへの興味、利用率に差。ブラック・ヒスパニックが高い興味を示す。
米NielsenがAudio Today Reportを発表した。このレポートは、アメリカ国内でのスマートスピーカーや音楽ストリーミングサービスの使用に関する人種別のレポートが含まれている珍しいものだ。
米国・人種別、音楽ストリーミングサービスに対する興味
音楽ストリーミングサービスに対する興味はブラック・ヒスパニックがホワイトを上回る結果となった。
米国・人種別、音楽ストリーミングサービス利用率
興味同様、利用しているユーザーは、ブラック・ヒスパニックがホワイトを上回った。全体では43%が利用していると回答し、広くサービスが利用されていることがわかる。
米国・人種別、スマートスピーカーに対する興味
スマートスピーカーに興味を持つ人は、ブラック・ヒスパニックがホワイトを大きく上回った。ブラック61%、ヒスパニック58%に対して、ホワイトのみが36%と少ない結果だった。
音楽ストリーミングサービスを使っているユーザーはスマートスピーカーに興味を持つ人が多いようだ。
米国・人種別、スマートスピーカー利用率
スマートスピーカーの利用率ではヒスパニック、ブラック、ホワイトの順。前述のスマートスピーカーに対する興味と比べると人種間での差はそれほどない。興味のある人に比べて利用者はまだ少ない状況にある。
僕はこう思った:
ヒスパニックは人種の概念ではなく、アイデンティティの概念だという話もあります。この記事は元レポートの分類をそのまま紹介しています。
ロボスタ / Amazon Echo
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中橋 義博1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。