ソフトバンクがICTを活用した無人の店舗を参考展示、レジ決済まですべて自動化 

ソフトバンクはICTによる無人の店舗を参考展示した。
展示は先週開催された「SoftBank World 2018」の展示ブース内で行われた。
来場者は店舗に入り、お菓子や飲料などの買い物が擬似的に体験できるもの。


技術的にはTOFセンサー(Time of Flight:距離画像センサー)と重量センサーを組み合わせたもの。
入店して棚の前に立つとTOFセンサーが検知、棚から商品を取ると重量センサーが作動してカウントするしくみだ。商品を戻せばそれを認識する。

商品棚から飲料をとると

重量センサーによってコンピュータが検知(来店客の移動ルートも検知)

別の商品を手にすればされも検知

レジでは来店客が手に取った複数の商品が集計され、Suicaカードで決済する。



TOFセンサーは天井取り付けられ、ある程度はユーザの行動を把握できるが、カメラではないので属性や顔認証などはできない。

無人の店舗は米Amazonの「Amazon Go」が知られているが、日本でもモノタロウがオプティムと連携して無人の店舗を稼働しながら実証実験を行っている。関連記事「AIを活用した無人店舗「モノタロウ AIストア」、通販大手モノタロウとオプティムが実証実験

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神崎 洋治

神崎洋治(こうざきようじ) TRISEC International,Inc.代表 「Pepperの衝撃! パーソナルロボットが変える社会とビジネス」(日経BP社)や「人工知能がよ~くわかる本」(秀和システム)の著者。 デジタルカメラ、ロボット、AI、インターネット、セキュリティなどに詳しいテクニカルライター兼コンサルタント。教員免許所有。PC周辺機器メーカーで商品企画、広告、販促、イベント等の責任者を担当。インターネット黎明期に独立してシリコンバレーに渡米。アスキー特派員として海外のベンチャー企業や新製品、各種イベントを取材。日経パソコンや日経ベストPC、月刊アスキー等で連載を執筆したほか、新聞等にも数多く寄稿。IT関連の著書多数(アマゾンの著者ページ)。

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