一般社団法人i-RooBO Network Forumは、大阪市住之江区のアジア太平洋トレードセンター(ATC)に、テクノロジー関連ビジネスの支援施設として「オープンテクノロジーセンターRobo&Peace(ロボアンドピース)」を8月1日(水)にオープンすることを発表した。
「Robo&Peace」は、開発企業とユーザーの交流を通して製品開発をサポートする体験型オープンイノベーション施設。体験型展示やユーザー向けのワークショップを通して、実証やマーケティングのサポートを行うほか、マッチングやコミュニティ形成の支援を行う。
約375平米の施設は、2つの区画と4つのスペースに分かれ、それぞれタッチ&プレイ(体験型展示)スペース・ワークショップスペースと、シェアオフィススペース・コワーキングスペースで構成されている。
そのなかで、中心となるのは、タッチ&プレイスペース。出展企業のロボットやIoT製品、教育系アプリなどのテクノロジー製品が並び、来場者が自由に触れ合えるようになる。
来場者にとっては最新のテクノロジーを体験できる場所であり、開発企業にとっては製品・サービスを来場者に評価してもらう場所となる。そして、来場者による展示製品やサービスへの反応を開発企業が得ることで製品・サービスの改善につなげることをめざす。
一般的に、テクノロジーを活用した製品・サービスを市場化するにあたっては、「開発の初期段階からユーザーによる評価をフィードバックすることが重要です。しかし、多くの企業にとって、初期段階の製品・サービスを不特定多数のユーザーに評価してもらうことは難しいという現状があります」とi-RooBOは述べる。
これを背景に、長年IoT・ロボットビジネスの支援を行ってきたiRooBOが課題解決のため、タッチ&プレイ(体験型展示)スペースを中心とした常設の評価・検証フィールドとなる本施設をオープンすることとなった。
施設名称である「Robo&Peace」には、開発企業と来場者の交流を通して「テクノロジーで作るPeaceな未来をみんなで一緒に考える」という想いが込められている。
Robo&Peaceでは、体験型展示を通じた実証・マーケティングのサポートの他、ワークショップ開催のサポート、マッチングなどで支援していく。
・所在地:大阪市住之江区南港北2-1-10 ATC ITM棟3階
・営業時間:10:00-18:00(シェアオフィスは24時間、月曜定休・年末年始休)
・アクセス:ニュートラム「トレードセンター前」駅から徒歩3分(駅からATC直結)
・運営:一般社団法人i-RooBO Network Forum(運営協力:キッズプロジェクト)
・想定来場者層:家族連れ
・出展・入居対象:テクノロジービジネスを事業展開する企業・個人
・公式ホームページ http://robo-peace.jp
また、8月31日には、「ICT教育による今後の日本教育の課題と可能性」と題して、大阪大学の石黒浩教授らによるセミナーも開催される。参加費は無料で、定員は100名。以下の申し込みページから応募可能だ。
ICT教育による今後の日本教育の課題と可能性