SONOS x BEAMS 「SUMMER DAZE」の先行発売イベントで入手した日本向けSonos One。早速開封したので紹介する。
開封の儀
まずパッケージからしてオシャレである。側面のウネウネしたデザインが目を引く。
開封するとでてくるのが本体、LANケーブル、電源ケーブル、製品の注意書き、クイックスタートガイド。
本体を袋から取り出して、開封終了。続いて本体をじっくり見てみる。
本体チェック
本体上部はタッチコントロールやLEDが設置される。音量アップ/ダウン、再生/一時停止などはタップで操作。指でスワイプすることで次の曲/前の曲といった操作ができる。LEDはステータス表示やマイクインジケータの2つがある。
背面にはスイッチ、LANポートが設置される。無線LAN環境がないところでも使えるのも面白い。
電源ケーブルは抜き差しできるタイプだが、間違って抜けてしまう構造ではない。
しっかりとケーブルをつなげば準備は完了だ。当然のことながら技適マークはついている。
本体はさりげなく防湿設計になっている。浴室や屋外テラスなど今までスピーカーが使えなかった場所でも使えるという。
セットアップ
「SONOSアプリ」をスマートフォンにインストールしてSonos Oneのセットアップを行う。
アプリを起動した後は画面の指示に従い、セットアップ作業を進めるだけだ。説明も日本語なので迷うことはないだろう。
Apple Music、Amazon Music、SoundCloud、Spotify、Google Play Musicなど、様々な音楽サービスが選べるが、試しにAmazon Musicから試してみることにした。もちろん自分がその音楽サービスのアカウントを持っている必要がある。
音声サービスの設定を行おうとすると、まだ使えないと表示される。これは日本語の音声認識機能は9月から使えるというアナウンスが公式サイトでされており、つまり今月中はまだ音声では制御できないのだ。わかってて買ってるのでこれはしばらく我慢するしかない。日本語の音声認識ができるようになった時点で改めてレビューを行いたい。
音質の印象
音声はまだ使えなくても、スマホのSONOSアプリから音楽再生は指示できる。つまりWi-Fiスピーカーとしては普通に使えるので音質の確認は可能だ。Amazon Musicのプレイリストをいくつかのジャンルで再生してみた。
結果、ジャンルを問わず個人的には非の打ち所がないスピーカー性能と感じた。ボディサイズや重量を考えると重低音もしっかりしており、大音量でも音が割れることもない。常識的な音量で聞く分にはこれで不満を感じる人は少ないと思う。
レビューの結論
Sonos Oneのキャッチフレーズは「音楽ファンのスマートスピーカー」(本国ではThe Smart Speaker for Music Lovers)だ。実際、音質の良さ以外にも音楽好きのための様々な工夫がある。
2台セットで完全なステレオサウンドになる、世界中の様々な音楽ストリーミングサービスを統合して操作できるSonosアプリの使い勝手、壁掛けマウントやフロアスタンドがオプションで用意されるなど、なるほど他のスマートスピーカーとは一味違うと実感できるプロダクトになっている。
競合となる音質にこだわったハイエンドの製品としてGoogle Home MaxやApple HomePodがあるが、それらはまだ日本で購入できないし、どちらもSonos Oneよりも高い価格設定だ。Sonos Oneの日本語音声認識対応が完了すれば、日本でハイエンドモデルなスマートスピーカーを検討しているユーザーにとってSonos Oneは最有力候補のスピーカーになるはずだ。
Source:SONOS
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中橋 義博1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。