Amazon Alexaスキルからユーザーの連絡先情報を取得できる「Customer Profile API」登場

2018年7月/31日、Alexa BlogにてAlexa Skills開発者向けの「Customer Profile API」が発表された。

このAPIを使うことで、スキル側からユーザーの連絡先情報を使うリクエストが出せるようになる。ここでやり取りされる連絡先情報は、ユーザーのフルネームもしくはファーストネーム、Eメールアドレス、電話番号だ。



この機能により、スキル内でたとえばユーザー名での予約を行い、確認メールを送信するといった作業を簡単に行えるようになる。今までであれば、アカウントリンクを使う必要があるケースだが、ユーザーにとってより簡単で敷居が下がるため、ユーザーにとっても、そしてスキル開発者にとっても朗報だろう。

なお機能の性質上、子ども向けスキルでは利用不可となっている。



なお、現在日本のAlexaアプリのメニュー画面にも「連絡先」というメニューが表示される。現時点ではクリックしてもエラー表示となり、機能ははしていないようだ。



Source:Amazon

ABOUT THE AUTHOR / 

中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

PR

連載・コラム