新世代家庭用ロボット「LOVOT」開発中のGROOVE Xが新オフィスに移転 早速お邪魔してきた!
8月22日、新世代家庭用ロボット「LOVOT」を開発するGROOVE Xが新しいオフィスへと移転した。さっそくその新オフィスを見学させてもらったのでご紹介していく。
オフィスビル
新オフィスの場所は日本橋浜町。もともとオフィスがあった日本橋人形町から歩ける場所である。人形町という場所にはこだわりがあるGROOVE Xだが、希望するサイズのオフィスがなく、少しエリアを拡大して探したのだという。
〒103-0007
東京都中央区日本橋浜町三丁目42番3号
住友不動産浜町ビル
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アクセスは都営新宿線「浜町駅」徒歩5分、半蔵門線「水天宮前駅」徒歩8分、日比谷線・都営浅草線「人形町駅」徒歩11分。今回は浜町駅から歩いたが、道もわかりやすく迷うこともなかった。
ビル内部へ。GROOVE Xの受付は7階だが、案内を見ると4階のフロアもGROOVE Xが借りていることがわかる。
移転理由は事業拡大に伴うもの。新オフィスのビルは、ワンフロアの敷地も大きくなり、さらに複数フロアを借りたことで執務スペースは大幅に拡大した。現在70名超の体制だが、今後さらに人を増やしていくことが伺える。
受付
ビル7階の受付は、前回のオフィスとはテイストが異なり、静を感じさせるエントランスにデザインされている。
受付はタブレットで担当者を呼び出す仕組みだ。
通路も凝っている。写真ではわかりづらいのだが、歩くと水面が動く。
天井には透明の桶のような装置が複数設置されている。その装置の中で本物の水面を揺らし光を透過させて生じた波紋を床に投影しているという。
エントランス
通路を抜けると新しいエントランスに到着する。溶岩石の間から水が湧いており、その水の流れる音が印象的だ。また植物とその立体的な配置に圧倒される。壁に照らされた光と立体的な壁面緑化が組み合わさって「X」の文字を表現しているという。
壁面緑化は、無造作に植物を埋め込んだものではなく、植物の歴史、進化を表現したこだわりのあるものだ。古生代、中生代、新生代の3つの歴史をシダ類を中心に配置して右に進むに従って進化した植物が植え込まれている。
このコンセプトはGROOVE XのLOVOTが「生物の進化をリスペクトしながら、今後も進化を続ける」という想いを込めたものだという。
古生代
植物が陸上に上がってきた様子をイメージしたレインボーファンなどが配置されている。
中生代
水辺と陸上の両方に適応するミクロソリウムを中心に配置。埋め込まれた植物の種類も増えている。
新生代
陸上植物たちの多様性を感じさせる新生代。コウモリランなど進化が進んだ植物が見どころになっている。
シンボルツリー
エントランスの中央にシンボルツリーが植え込まれている。GROOVE Xが掲げる「新しい産業を創出したい」という思いを込めて、長い年月と生命力を感じさせるシェフレラが選ばれたという。
他の部屋は?
7階には、今回紹介したエントランス以外に来客用の会議室やイベントスペース、そして開発用のスペースがある。4階はスタッフが働くスペースとなっており、開発中のロボット「LOVOT」も多数存在していた。もちろん写真撮影はNG。
LOVOTは、2018年末の発表、そして2019年発売が予定されている。今後の動向も楽しみだ。
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中橋 義博1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。